西脇工業高校マイコンカーラリー講習

兵庫県立西脇工業高校から依頼があり、インスパイアハイスクール事業の一環として高校生を対象としたマイコンカーラリー講習を行いました。1月25日(土)に三原和也君(通信工学科3年)と藤江啓太君(電子機械工学科1年)が講師となり、プログラムの調整を伝えました。

講習後のアンケートでは、参加者の75%がマイコンカーに対する魅力が関心が高まったと答えてくれました。生徒の皆さんから丁寧なメッセージをいただきました。

メンバー感想

三原和也君(通信工学科3年)

西脇工業は近畿地区大会で完走率が2割だったそうです。完走率をアップすること、タイムを短縮することを目標にカリキュラムを考えました。

講習は朝10:00から午後5時まで、みっちりと行いました。内容は、「マイコンの概要とマイコンカーとはどういうものか?」を中心にC言語のプログラムを解説しました。

後半は実際にマシンを使用し、クランクやハーフラインなど難所走るためのプログラムの調整方法を伝えました。実習は、生徒の皆さんも楽しそうにしていました。

講師を務めた感想は、初めてマイコンカーを触って「難しそうだな」と思わずに調整し、走って受講生が楽しく学習してもらえたのでよかったです。

藤江啓太君(電子機械工学科1年)

今回は、三原さんと僕がメインで講師をすることになりました。西脇工業高校でマイコンカーの講師を行ったことは、自分にとってとても良い経験になりました。

講座は大学の講義形式で行い、受講者の反応を見ていました。

初めてマイコンカーに触れる生徒が多く、僕たちが当たり前で分かっていることも、彼らにとってはわからないことなので、噛み砕いて説明しなければならなくて大変でした。実習形式も取り入れ、説明だけではわからないことも実際に触れてもらい、感覚をつかんでもらえたのでよかったと思います。

反省点は、サンプルプログラムの内容の一部に誤りがあり、その修正を行うことができなかったことと、自分がまだまだ勉強不足で説明できなかった点もあったことです。次に講師依頼が来た時に恥ずかしくないように勉強していきたいと思います。

受講生の感想

    • マイコンカーのプログラムを変えるとコースアウトしたり、逆走したりするのがおもしろかった。また、プログラムを変えてコース通りに進んだことがとても嬉しかった。マイコンカーが進むように考えるのが面白かった。
    • プログラムを変えて直ると思っていても、直らなかったりしたことが悔しかった。
    • 今回、研修をうけて、マイコンカーを動かすのが、どれだけ大変なのか分かったので、これから自分たちでするとき行き詰まってしまうかもしれないけど、頑張りたいと思いました。
    • プログラムに数値を打ち込んでいくとき、どれくらいにすれば良いか、正・負の記号があっているか、エラーが出てどこを直せばよいかいろいろ考えるので疲れました。しかし、マイコンカーが動いてくれたら嬉しかったので、またやってみたいと思いました。
    • プログラムの意味や仕組みなどを理解するのに時間が掛かりましたが、理解できたとき嬉しかった。
    • 走らなかった車が走って面白かった。プログラミングは難しいけど頑張りたい。
    • プログラムを入れただけで走ったのはスゴイと思いました。でも、走らなくて大変だったときもあって、それを直してくれた大学生の人達はスゴイです。
    • マイコンカーの面白さが分かった。これからもっとマイコンカーについて学んでいきたいです。

    • プログラム1つだけでも間違えればエラーが出て、エラーが出ていなくても数値を変えると上手に走らないので、プログラムの必要性がわかった。今後、C言語をしっかり勉強していきたいです。
    • プログラムを入れる細かい作業だけでなく、本体によって少しずつ変わってきてしまうのに興味がありました。同じモノが2つとはないからおもしろみが出てくるのだと思いました。1から一度作ってみたいと思いました。
    • 朝早く、わざわざ大阪から大荷物を持って西脇まで来てくださったというだけでもありがたいのに、その上とても丁寧に教えていただいてとても嬉しかったです。おかげでマイコンカーに触れたこと自体が今日初めてだったのに、今日だけでとても理解が深まりました。また次の機会があれば、ぜひ参加したいです。
    • マイコンカーが走ったときは、すごく感動した。プログラムが難しくて理解できなかった。
    • 今回、初めてマイコンカーの講習を受けてみて、マイコンカーについては全くと行ってわからなくて、はじめ話しをきいていてもわからなかったけれど、ちょっとずつわかるようになりました。でもまだわからないことがあるので、もう少し頑張りたいと思います。
    • 途中の話しのところではマイコンカーは初めてでわからないところが多かったけど、昼から実際にプログラムを売ってみていろんな改善をやって、だんだんとうまく走れていってとてもよかったです。とても奥が深いなと思いました。
    • マイコンカーを作ってみて、電子回路作りの難しさに気づきました。実際に走らせてみると、プログラムの書き換えが細かかったけど、見ながら変えていくのは楽しかったです。