近畿学生2足ロボリーグ2013 最終戦レポート

2014年3月2日、港区区民センターにて近畿学生2足ロボリーグ2013 の6戦目が開かれました。大阪電気通信大学自由工房からも3体のロボットが参加。岡本和也君(通信工学科1年)の「ドロレス」が3m走で2位に入賞しました。

「近畿学生2足ロボリーグ2013」は今年度からスタートしました。隔月開催のリーグに出場することで、ロボット開発の目標が立てやすくプロジェクトの活動が活発になりました。リーグ出場メンバーを学内予選で選抜したり、会場でいろんな方と技術交流ができたのがよかったです。

参加者感想

大野拓美君:情報学科1年)/ロボット名:トランザー

今回は、先輩が使用していたトランザーというロボットで参加しました。対戦成績は芳しくなく、参加校全体のリーグ最終成績も3位という結果になってしまった。他の大学のロボットをみるに、明らかにマシンパワーで負けているだけでなく、技術的な面でも劣っていることを再認識しました。基本的な設計もさることながら特にモーションに焦点を合わせる必要性を感じます。

現在、自分に不足しているのは突き・すくいあげの攻撃モーションです。これらのモーションなしに、バトルで相手の機体を倒すことは難しいです。この反省を生かして来年度はモーションに力を入れたロボットを作成していきたいと思っています。

岡本和也君:通信工学科1年)/ロボット名:Dolores

最初の試合で、股ロールのサーボのパーツが破断して棄権してしまいまいた。後の試合は全て勝つことができ、3m走では2位でした。最初の試合で勝てていれば上位に入賞できたと思うので、来年度の第1回戦までに壊れにくいように改良します。

また、今はバトルの内容が、相手が攻撃してきても自機は倒れず、相手はスリップしポイントを得るという形が多かったです。勝てる機体よりも、負けない機体を目指して今の機体を作製したのでコンセプト通りの機体に仕上がりました。ただ、相手が強い機体のときは、攻撃時に自滅してくれる事も少ないので、モーションをもう少し攻撃力が上がるようにいろいろ試したいと思います。

この1年を通して自由工房全体としては、各個人の自作機の作製の進捗が芳しくなかったのが反省点です。またそれに伴い攻撃モーションを作っても練習試合する相手がおらず、水の入ったペットボトルで練習するしかなく、実戦で効果的なモーションの作製が難し

かったので、来年度は新2回生の自作機を早く完成させたり、自分でもう1台スパーリング用の機体を作るなどして、プロジェクト内の練習が少ない状況を改善したいです。

藤原(情報学科1年)/ロボット名:バルムンク

前回の学生リーグと同様に福田さんのロボット「バルムンク」で参加しました。福田さんからは前に攻撃するモーションの使い方を教えてもらいましたが、使いこなすことができず負けることが多く残念でした。

今回は収穫だったのは、オープンクラスの「煉」というロボットのユーザーさんにロボットを見せてもらい、色々話を聞くことができたことです。他のロボットのリンク脚の構造は、今までじっくり見たことがないため特に興味深かったです。サーボ交換が容易な設計はメンテナンス性向上の点からもとても魅力的でした。ぜひ我々のリンク脚設計にも、役立てたいです。

その他、曲げの精度次第では、2ミリのアルミ板をより硬度にすることが可能と言う豆知識を教えて頂いきました。来年度は技術交流で得た知識を活かしたロボットを作ってみたいと思います。

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