電通大杯第6回マイコンカーラリー実行委員会スタッフレポート

昨年同様、学生達が自ら電通大杯実行委員会を立ち上げ、企画運営を行いました。

今大会はルネサスのfacebookページでも告知をしていただけたので、社会人の参加者が増えました。参加数が100台を超えたため、スケジュールが厳しくなってしまいましたが、大きなミスもなく無事に大会を終えることができました。

関西運営にご協力いただきましたマイコンカーラリー近畿実行委員会の皆様に、感謝します。

大会後は懇親会の場を設け、自由工房の名物「工房鍋」を囲んで楽しい時間を過ごしました。多くの方に参加していただき、交流を深めることができました。

リンク

エキシビション走行

島津春夫氏の動画(株式会社ルネサスソリューションズ)


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スタッフ感想

中井智貴君(電子機械工学科3年)

第6回電通大杯でも昨年に引き続き実行委員長をさせて頂ました。電通大杯も6回目が終わり今までの大会の方法ではなく、新しく大会方法を考えなければいけないと考えられる大会でした。

基本的な運営は現2年生の三原和也君(通信工学科2年)、大西祐喜君(通信工学科2年)にできるだけやってもらうというスタンスで実行委員会は動いていました。

今年の電通大杯では募集台数を超える応募があり計101台のマシンが大阪に集まりました。昨年は70台程度だったため30台程度増えていました。

その中でも一般の参加マシンが33台となっており高校生のみなさんに一般のマシンの技術を学んでもらうことができるようになってきていい事だと思いました。また画像処理の部には13台のマシンが参加し、その中には高校生が4人参加して難しい技術に取り組むチャレンジ精神が伺えました。

さらに、今大会には株式会社ルネサスソリューションズよりルネサスマイコンカーラリー事務局長大塚様、ルネサスマイコンカーラリー事務局の島津様が見学に来ていただき大変盛り上がった大会だったと思います。

島津様にはエキシビジョンとして大会終了後、マシンを走らせていただきまた今大会の講評を頂きました。

しかし、今大会では参加台数増加により予定していた時間よりも大幅に進行が遅れてしまい、参加者の方々には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ございません。ミスもあまりなく開始時間、誘導等の遅れもなく、進行が遅れてしまったことは運営の時間計画が甘かったことが顕著にでたと思います。電通大杯もかなり大きな規模になってきたため、今までの方法ではだめなのかなとも考えられます。今までは競技と試走を同じ日に行っていましたがこれからは電通大杯を1日目試走会、2日目を競技会と分けて計画する事も必要なのではないかとも考えます。また場所が狭いとも感じられていたので場所についても検討が必要だと思います。次回大会に向けての課題が多く見つかった大会でした。

懇親会では、防衛大学校教授の滝田先生から「技術研究会をしないといけない」とご指摘がありました。はるばる遠方から来てくださる選手に何か学んで帰ってもらうと年々レベルが高い大会を開催することができるとアドバイスを頂きました。

滝田先生が一昨年行っていたマイコンカーラリー横須賀大会では、技術研究会と題して2時間の間に4人の選手に講義をして頂いたそうで、私たちの大会にも必要なのではないかと感じました。

2年間実行委員長を努め、昨年はどうすればいいか試行錯誤しながら大会を行い、今年は昨年の反省点を考慮し計画立てを行いました。今年の大会は成功が50%、失敗が50%といいところもありましたが、反省・検討しないといけない点もかなりあります。いいところはこのまま継続し、反省・検討すべき点は来年の電通大杯で解消できるように願っています。私もできるかぎり協力して、いい電通大杯が来年開催できるようにしていきたいと思います。

中村祐一君(電子機械工学科3年)

電通大杯を通じて。MCRプロジェクトメンバーは、全員完走ならずとても残念な結果でした。これがMCRプロジェクトの実力なんだなと、認識しました。電通大が主催の大会で、電通大生が全く走行できないのはかなりまずい結果であると思います。

傍観者的な事を指摘しますが、マイコンカーは機械とソフトウェアとそれに伴う制御の全てが両立できてから、結果が残るものだと思います。全く完走できなかったのはその中の要素が欠落しているからだと考えます。

これらのことを踏まえて、MCR班の現在2年生で4月より3年生の人はルネサスの大会でタイムを残せなかったら、来年の大会はなしということを条件に、室長とマイコン班の人と約束をして、来年の大会をすることとしています。

絶えず続いた電通大杯の今後の存亡をかけて、マイコンカーラリー班の人は頑張ってもらいたいと思います。

目黒隼人君(機械工学科3年)

私は今回初めて電通大杯実行委員の一人になって、担当は書記でした。しかし、選手として大会に出場するのでマシンを製作していたのですが、初めてのマシン製作だったので失敗が連続して、完成した後も調整に時間がとられるので、実行委員会の決定により役割を外されてしまい、大会当日も何も役割を与えられませんでした。

それにより今回は名前だけの委員でした。ひとつ実行委員会運営でいえることは、いったんメンバーに与えた役割はよほどのことがない限り外すべきではないと思います。他にも選手と兼任している人はいたし、外された人の能力、経験が何も身に付かないからです。次回はこのようなことがないようにしていきたいです。

三原和也君(通信工学科2年)

僕は、電通大杯で、副実行委員長をしました。大会の成績はよくありませんでしたが、おおむね運営は機能していたと思います。実際僕が、仕事をしていたのは、当日までの予定管理と当日のおおまかなスケジューリング、その他もろもろの雑務でした。

毎年、大会に参加してくれる方が増えるのは、とてもうれしいです。しかし、自由工房でやると会場としては狭いので、見直す必要があります。当日、予定時間で終わらなかったのは大変申し訳なかったです。

来年は実行委員長をやると思うので、今回の反省点を生かして、頑張りたいと思います。

大西祐喜君(通信工学科2年)

電通大杯で使用するゲートの外側の製作を担当しました。材料を東急ハンズに買いに行き、前の発砲塩ビ板のゲートを参考に簡単に設計図を描いて木材で製作しました。

設計図を簡単に描き過ぎて厚みなどを考慮して無く、製作の時は苦労しました。見た目が元の警戒色(黄色)より良くなったのでよかったです。

鮫島智樹君(電子機械工学科2年)

僕は電通大杯の手伝いで、主に名札の作成と、誘導をやりました。

名札の作成は、作ってもらった名札のデータを名札編集ソフトに移して、それに参加者の学校名や名前を打ち込みましたが、名札を一つ一つ名簿を見て打ち込んだため、何枚か間違ったものができてしまいました。

後で知ったのですが、名札編集ソフトにはデータをコピーして貼り付けると勝手に作ってくれる機能がありました。それを使えば良かったものの、そんな機能があることすら知らなかったので、名簿を見て打ち込んでしまいました。機能の使い方を教えてもらったので次からは使うことができます。どちらにしろ、名札を作ったあとちゃんとチェックして間違った所がないか見るべきだったと思いました。

誘導の仕事は、去年もやったので特に問題はありませんでした。選手を出走順に並び変えるのも難なくできましたし、進行にも迷惑をかけずにできたので良かったと思います。来年も電通大杯をするなら、また苦情が出ないように頑張っていきたいです。

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