全日本ロボットアメリカンフットボール大会レポート

2014年2月23日にパシフィッコ横浜で全日本ロボットアメリカンフットボール大会が開催されました。ロボット相撲から派生した競技です。ロボット相撲は鉄板土俵上で1対1の対戦ですが、こちらは5対5の団体競技になります。この大会に自由工房のロボット相撲プロジェクトメンバーが、高校時代の友人とチームを結成し一般の部に出場。3位入賞を果たしました。

参加者レポート

佐伯拓哉君(電子機械工学科2年)

1回戦は、沖縄工業高校のOBで編成された「ロボ人」でした。お互い車体がトラブルで試合開始時に5台対5台ではありませんでした。「ロボ人」のセットプレーで1点を先制されました。しかし、相手の車体が次々とマシントラブルをおこし、台数が少なくなっていきました。よって終盤は終始優勢な場面が増え、10-7で勝利することができました。

2回戦は、三豊工業高等学校のOBで編成された「MTYOB’s」でした。この試合は序盤から劣勢でした。試合終了まで変わることなく圧倒され、7-13で敗北しました。

3位決定戦は四日市中央工業高校のOBで編成された「チームQ」でした。この試合は終了まで点数の取り合いでした。キックオフの初点は味方が取り、雰囲気的にもよかったのですが「チームQ」のセットプレーで数秒で返されました。しばらくこの状態が続いたのですが、「チームQ」のセットプレーを止め、味方がゴールを決めることができ、点数を開き11-9で勝利し、3位を獲得することができました。

高校生の試合を見てみると、皆声を張り上げ、味方とのコンビネーションは素晴らしいものでした。自分のチームは全国から集まった人たちで作り上げられたチームですが来年は高校生にも負けないようなコンビネーションを極め、来年は今年よりいい成績を残したいと思います。

西原琢也君(電子機械工学科2年)

一般の部は参加チーム数が6チームだったので3チームでのリーグを2つ行い、3位決定戦と決勝をリーグの結果から行う形になりました。

1回戦は沖縄県出身のOBで構成された「ロボ人」。1点とったら取り返すと言う結構激しい試合になり、ロボットのトラブルでお互い一度もフルメンバーで戦うことができませんでした。やや「ロボ人」のロボットがトラブル多くなってしまい、コートでの台数差もありましたが10―7で勝つことが出来ました。僕はあまり練習が出来なかったので、どちらかと言うとサポートに回ってゴールまで押されそうになったら後ろから支援したり、ボールの前に立って相手の邪魔をすることをしながらロボットの操作に慣れていきました。

2回戦は香川県出身のOBで構成された「MTYOBs」で、先程よりもトラブルで抜けることは少なかったのですが相手の方が操作や、チームワークがよく圧倒され7―13で負けてしまいました。今度はやや前に出るような形で動こうとしましたが、相手の方がうまくてけなされたりスピードで負けて飛ばされてしまいました。

1勝1敗でしたが、リーグ2位になったので3位決定戦に参加することとなり相手は三重県のOBで構成された「Team-Q」で、こちらも操作とチームワークに優れたチームでした。最初から点を取っては取り返すシーソーゲームでしたが途中相手のゴールを止めてからこちらが優勢となっていき11―9で勝つことが出来ました。先ほどの試合で前に出るのが向かないと思ったので再びサポートに徹することにして相手の邪魔を主として動きました。

結果として3位になりましたが、全体としてみるとだいぶ動きが劣っていてもっと操作スキルが必要だと思いました。試合終了後、他のチームのロボットに関して質問、意見など交流をしました。来年はもっと練習を頑張って、できればロボットの改善をしてから大会に参加できるようにしたいです。