自由工房とは

自由工房は、大阪電気通信大学がバックアップする「ものづくり」の課外活動の場です。学年や学科に関わらず誰でも参加できます。二つのキャンパスにそれぞれ活動拠点があり、各種ロボット、電気⾃動⾞、マイコン教育などのプロジェクトが活動しています。各プロジェクトでは、様々な設計や加⼯ができる設備が整っており、技術スタッフからいつでもアドバイスを受けることができます。
参加希望者はいずれかの活動プロジェクトに所属して活動することになりますが、既存の活動以外のことにチャレンジすることも可能です。

委員長 入部正継(工学部 電子機械工学科 教授)

自由工房は「モノ作りしたいっ!」という思いを持つ学生に、大学が場所や費用を支援し、さらに指導する教職員を配置するハイレベルな「モノ作り」の活動拠点です。自由工房では、本学の工作機械(3Dプリンタ、マシニングセンタ、回路基板試作機など)を使い、モノ作りのスペシャリストの教職員が学生を指導します。そして、ロボット、電気自動車、マイクロマウス、マイコンカーなどの学生が希望するモノ作り活動を行います。

実は、かつて私もモノ作りに燃え、ロボットコンテストに出場したこともありますが(写真は1991年開催の第1回NHK学生ロボコン出場時のものです)、当時は部品の作り方を教えてくれる方もおらず、使える工作機械も限られ、回路基板は自分でハンダ付けして作り、完成度を上げるのにとても苦労しました。今は自由工房の学生をとてもうらやましく思いながら(!)、学生と一緒にモノ作りに取り組んでいます。

もし,自由工房に興味を持ったなら,そして少しでも「モノ作りしたいっ!」と思うことがあれば,ぜひ一度自由工房に来てください.一緒にモノ作りをやりましょう!

室長 伊藤 比佐志

モノ作りは、実際に行って初めてわかることが沢山あります。作ってみることで理論通りに行かないことを沢山経験するでしょう。

 ロボットは機械、電子回路、ソフトウエアなど多くの分野の知識の集合体です。ロボット作りは、それらを総合的に経験し学ぶことができます。そして、出てきた問題は自ら考え解決していかなければいけません。自ら参加し仲間とロボット作りをすることでコミュニケーションを始め人とのかかわりを多く学ぶことができます。

ロボットを作って大会に参加することは、メーカの商品開発に似ています。ロボット大会の課題(開発目的)があり、課題をクリアできるロボット(商品)を開催日(納期・発売日)までに完成させる必要があります。皆で協力して目標を達成するために努力することも似ています。

だから、ロボットを作った経験は社会にでたら必ず役に立ちます。なにより、大会で多くの人に自分たちが作ったロボット(作品)を見てもらうことで楽しいこと嬉しいことを多く経験できます。

私も学生時代から大会に参加しています。そこでの経験や人とのつながりは貴重なものになっています。確かに苦労もありますが、それ以上の喜びを得られます。