「Ene1-GP MOTEGI」レポート

2019年11月23日、ツインリンクもてぎにおいて「2019 Ene-1GP MOTEGI」が開催されました。自由工房からは、KV-2bクラスに「Team Perpetual OECU EV Racing Factory」が出場し、KV-2 大学・高専・専門学校部門3位に入賞しました。

大会URL:https://www.twinring.jp/ene-1/about/index.html

メンバー感想

城 健斗(電子機械工学科3年)

私は、チーフエンジニアとして参加しました。今回のマシン「Fortron04 LargeA」は、鈴鹿大会から、モノコックシャーシの再作成とオートパイロット装置の実装、ハンドルの再設計を行いました。

大会出場の目標は、初入賞でした。入賞を目指して、メカトラブルを最小限に抑えるため、タイヤ空気圧の管理やナットのゆるみなど、徹底的にチェックしました。

また、スペアパーツを作成し持っていく事で、必ず完走できる体制を整えて行きました。当日は、あいにくの天気で初めての雨天でのレースになり、スクリーンの曇りや電気系統のショート等の対策が当日の朝に行われましたが、チーム一丸となり対策したおかげでノートラブルで走ることが出来ました。

次回はKV-2クラスの総合優勝を目指してカウルの完成度を上げていきます。

田尾悠人(機械工学科1年)

前回の大会(鈴鹿)では走行中にドライバーの肩がカウルに当たってしまうというミスがありました。今回はそれを踏まえて肩の部分を少し広めにスペースが確保しています。これによって、走行中の快適性の向上と、空気抵抗の削減が期待されます。

会場では、2月のpicoEVに向けて大会の空気を直に感じて様々なチームの車を見てデータ収集をしたいと考えていました。自分はデータエンジニアなので、あらかじめ自分の持っている知識と実際に自チーム他チームなどを見てどういう使い方をしているのかを間近に見ることができる場所なので色々とあらかじめ勉強をしていきました。

そこから自分たちが生かせそうな所を探したり自分たちの改善点をいっそう意識するきっかけになりました。

会場の茂木(栃木県)は大阪とは違う気候で、ただでさえ寒いのに当日はかなり強い雨が降っていてとても過酷なかでのレースになりました。各チーム普段の能力をフルで生かせない中、無事に大会を終えることができました。こういう不安定な天候でこそ各チームの底力やチームワークが試されると思いまいした。

今回、多くのチームが実際にマシンを走らせている状態を間近に見ることができたので、本番の大会の空気を感じることができ、貴重なデータをたくさん得ることができました。次の大会(picoEV)では出来るだけそれらのデータを生かして行きたいと思います。