高木先生からメッセージ

明けましておめでとうございます。

このように年明けは、ちゃんと挨拶をして区切りをつけますね。こうして気持ちを正して、新しい目標に邁進するのは、とても重要なことです。

私は、自由工房はこれから第2のステップに進んでいくと感じています。

5年前に発足した時は、工具も材料も部屋もありませんでした。これまでの5年間が、第1ステップです。

去年は、レスコンプロジェクト、ロボット相撲プロジェクト、マイコンカーラリープロジェクトが、とてもいい成果を出しました。

皆さんが日々いい活動をしているのを、学内だけでなく他大学の方や高校生達が見ています。中には、自由工房の活動を見て入学してくる新入生もいます。実際、来年度は、全国大会で活躍し実績を上げている新入生もやってきます。

自由工房が大会でよい成績を上げれば、君たちに憧れて本校にやってくるメンバーが増えるんです。

そういう新メンバーが増えるこれからが、自由工房の第2期となります。今いるメンバーにとって、新メンバーは大きな起爆剤になると、私は期待しています。

新メンバーの中には、もしかしたら君達よりもいい実績を持っている人もいるでしょう。そういう新入生達を先輩としてどう指導していくか、よく考えてください。

「年が上だからセンパイだ」と威張るのではなく、本当の意味での先輩後輩関係を築いてください。

リーダーは優しいだけでは、務まらないのです。時には厳しいことも言わなければならない役割です。その結果、憎まれることもあるかもしれませんが、それも必要な経験です。

今は、他人を傷つける、嫌がられると、厳しい指導をしづらい傾向にあります。そういうあやふやな人間関係だけでは、お互いに成長ができないんです。

そのためにも、新メンバーを指導するだけの努力をして、心技ともに強くなってください。

後輩を指導するためには、まず自分達が指導するに値する努力をしなくてはなりません。後輩に「遅刻しないように」と言うのであれば、まず自分自身が時間厳守です。「もっと努力しろ!」と言うためには、自分が頑張っていなくちゃなりません。

まず自分が規範を示すという厳しさで臨んでください。新年を機に気を引き締めて、自分のためだけでなく、人のため、自由工房のために活動していきましょう。

今年も切磋琢磨して、お互いが成長していきましょう。

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