第23回全日本ロボット相撲予選近畿大会レポート

2011年9月25日、大阪府立茨木工科高等学校の体育館において、第23回全日本ロボット相撲大会近畿地区大会が行われました。自由工房からは、ラジコン型部門に1台、自立型部門に3台が出場。自由工房OBの畠中さんと平窪さんも出場しました。

ラジコン型の大林尭史君(電気電子工学科2年)が善戦し、3回戦まで進みましたが敗退。自立型は緒戦で敗れたり、勝負に勝っても反則を取られて負けたりといいところがありませんでした。

自由工房のレスコンプロジェクトやマイコンカーラリープロジェクトのメンバーも、サポートに駆けつけてくれました。貴重な資料になる動画撮影をしてくれたり、次の対戦相手の試合を見てロボットのタイプや取り組みの特徴など情報収集をしてくれました。

今回の大会の経験や情報を次の大会へ活かして、各自がんばっていきます。

自立型

山中拓也君(電子機械工学科3年)

今回の近畿大会で、私は1回戦は不戦勝でした。2回戦は、1本目は相手を押し出せそうでしたが、白線センサーが誤作動を起こしてしまい、ロボットが後退したところを相手に押し出さてしまいました。

2本目は、正面から相手に向かって行きましたが、相手ロボットのブレードのほうが強く無様な負け方となってしまいました。

敗因は、取り組みのときにプログラムの選択ミスをしたことです。また武器の手入れも足りませんでした。

今回の大会で準備がまだ不足だと改めて感じました。ここまでは、重量級ブレードはまだ調整が必要で使っていません。早く調整して実践に使いたいです。

魚井成晃君(機械工学科2年)

今回は、初戦敗退でした。

試合内容はフライング2回し、1本とられてしまいました。2本目は、白線が壊れて自滅してしまい負けてしまいました。すごく残念な試合内容になってしまいました。

次の関東大会に向けて、センサの調整とプログラムを見直しして、上位を目指し全国大会に行きたいと思います。

阿部 史和(阿部史和君:メディアコンピュータシステム学科1年)

今回の大会は色々な意味で忘れられない大会になりました。

まず1回戦目は運良くシードだったので出ずに済みました。しかしながら自立型は自分の出番の前にメンバー全員が負けてしまっていて、自分が最後という状況にものすごく緊張しました。

そんな状況で迎えた2回戦目、正面からぶつけに行ってあっさりと2連勝しました。そのまま調子にのりつつ迎えた3回戦目に挑みました。

ところが、1本目は、指がスイッチに触れてしまいフライングを取られしまいました。取り直しは、待ちモードで行きましたが、相手がなかなか目の前に出てこないまま動き回っていて、こちらが耐えきれず動いて結局自爆してしまいました。

2本目は直進ではじき飛ばして勝てたものの、停止リモコンを押してもロボットが止まらず、結局手で電源を切ってしまいました。そのため反則を取られて負けてしまいました。3回戦の相手も、ちゃんと倒せると思ったのに、こんな負け方をしてしまって応援してくれた先輩方にひどく申し訳が立たないとともに、そんな情けない負け方をした自分がものすごく腹立たしいです。

大会後に先輩達から、マシンの扱いが雑だと指摘をいただきました。大会の雰囲気に慣れていないので、試合前から緊張してしまい、調整時間を有効に使うこともできていませんでした。

次回は、ロボットを完全な状態にしてから、会場の土俵でセンサチェックして試合に挑みたいです。

ラジコン型

大林尭史君(電気電子工学科2年)

近畿大会は、3回戦敗退となりました。

2試合目は、自分の高校の後輩と対戦しました。後輩の1年生には負けられないというプレッシャーの中で戦いました。2-0のストレートで勝つことができました。

3回戦で三豊の人と当たり、1本目は取れたのですが、2本目・3本目を取られてしまい負けてしまいました。

2本目は、遠い距離からの角取りをされ受けることができず押し出されました。

3本目は、仕切り後にマシンがちょっと暴走し相手に角を見せる形になってしまいました。ラジコン型は仕切ってから、はっけよいのこったの合図までが短く作戦を考える時間がありません。そのため機転をきかしてロボットを動かすことができず、角を取られて負けてしまいました。

今回の大会では、落ち着いて試合ができてはいたけど、ちょっとしたアクシデントでも操縦は狂ってしまうので素早く判断して行動に移すことが大切だと思いました。

思いもよらない場面の時にも、機転をきかせられるようイメージトレーニングが必要だと感じました。

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