「第24回全日本ロボット相撲 関東大会」レポート

2012年10月6日(土)に「第24回全日本ロボット相撲 関東大会」が幕張メッセにて開催されました。関東大会は、全日本・高校生合わせて201台のロボットがエントリーしていました。

自由工房からは4台のロボットが出場し、西原琢也君(電子機械工学科1年)の「灰精鋼@との」が3回戦まで進むことができました。

西原琢也君(電子機械工学科1年)の「灰精鋼@との」の動画

公式サイト

レポート

魚井成晃君(機械工学科3年)

ロボットは、「大電通心太」です。関東大会は、1回戦で金沢北陵高校の「ニアミス」と対戦し、敗退でした。

1戦目は、相手に反応仕切れずとばされました。2戦目は、1戦目で反応仕切れなかったので、こちらから出たのですが、自分でもよくわからない動きをして、とばされました。

敗因としては白線の確認が間に合わず、あまりしっかりと出来ずに土俵の仕切り線を読んでよくわからない動きをしたのだと思います。

自分が今年参戦予定の大会は、これで全て終わってしまいました。成果を出せずにとても残念です。来年時間があれば、今回の大会で思考しているロボットを形にして、参加したいと思います。

阿部史和君(メディアコンピュータシステム学科2年)

今回の大会で、「大電通スバル」は2回戦で富山工業高校の「黒夜叉」に2ー0で負けてしまいました。しかし1回戦は対戦相手がおらず不戦勝だったので、結局あまりいつもと変わりませんでした。

今回の相手は富山工のマシンと当たりました。刃が強いと聞いたのでまず1戦目、自分のロボットの武器である槍が通じるか試そうと待ち作戦でいったのですが、結局あっさりとすくわれて負けてしまいました。2戦目は槍が通じないと分かったので、角を狙う攻めのプログラムでいきました。しかし、上手いこと角のあたりにいけたと思ったのですが、結局はね上げられずに力押しで負けてしまいました。

今回の大会で思ったことは、「今の槍ではダメなのではないか」という疑問です。次の大会では、今使っている奴の一世代前の槍で出てみようと検証中です。

西原琢也君(電子機械工学科1年)

「灰精鋼@との」の結果は3回戦敗退でした。1回戦はシード。2回戦は地元のT・墨田の「鳳凰」と当たって2-0でなんとか勝利しました。

3回戦は、今勢いのある富山工業高校の「apex」でした。1本目、待ちモードで戦いました。しかし、車体が動いてから両側のアームが降りなくて、相手が来たときにうまく正面にあわせきれなくて押し出されました。

2本目は、とりあえずもう一度待ちモードを試しました。今度は、アームが降りてひと安心でした。相手がじわじわと攻めてきたところを押し出し、1-1にすることができました。

そして3本目。今度は待ち・引き出しモードにしました。こちらが動く前に相手が突っ込んできて、そのまま受け流して外へ出せそうでしたが、ギリギリのところで押し出せませんでした。こちらは相手のブレードに引っ掛かってしまい、リトライできずにそのままになって取り直しになりました。

3本目取り直しは、同じく待ち・引き出しモードを選びました。ところが、自分のロボットは、相手のそばまでいって謎の動作をして別の方向を向いて、そのまま自滅してしまいました。

今回の敗因はまず、アームが降りなかったことが第一に挙げられます。プログラムは、アームが降りることを想定して作っているので、降りなかった場合も考えた対策をします。次に、3本目の取り直しで別の方向を向いた動作ですが、これはセンサの反応の処理を変えて実験してみます。最後に床センですが、これは最初の土俵調整時間が短くてあわててやったためなので、次はゆっくりと慎重にやりたいと思います。

佐伯拓哉君(電子機械工学科1年)

「大電通咲夜」で出場し、リトアニアの「Rock/Vitalij」に負け1回戦で敗退しました。これまでの海外選手、は楽に勝てるようなマシンだったので気を抜いて戦ってしまいました。これからは一戦一戦、真剣に取り組んでいきたいです。

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