レスコン合同練習会レポート
2012年7月22日(日)、自由工房において、レスコン合同練習会を開催しました。昨年に続いて2回目の開催です。
今年は、自由工房の「救命ゴリラ!!」の他、5チームが参加しました。事前にレスコンのメーリングリストで告知ができたので、参加チームが増えたのがよかったです。
準備不足で、運営がスムースにいかない場面もありましたが、本選を3週間後に控えて、いい緊張感の中で練習を行うことができました。
競技結果
順位 | チーム名(学校名) | ポイント | ダミヤン救助数 | 動画 |
---|---|---|---|---|
1位 | 六甲おろし(神戸大学) | 506pt | 3体 | 動画 |
2位 | がんばろうKOBE(神戸高専) | 170pt | 2体 | 動画 |
3位 | 救命ゴリラ!!(大阪電気通信大学 自由工房) | 60pt | 1体 | 動画 |
4位 | Fukaken(大阪府立大学付属高専) | 0pt | 0体 | 動画 |
4位 | WADAI救命9課(和歌山大学) | 0pt | 0体 | 動画 |
4位 | なだよりあいをこめて(神戸市立科学技術高校) | 0pt | 0体 | 動画 |
・動画はYouTubeに掲載しています
・競技ログ(全チーム)※pdfファイル
救命ゴリラ!!チーム感想
上殿泰生君:機械工学科3年)
私は今回の練習会を企画をし、その責任者として皆に指示をだしていました。
今回、外部から5チームが参加しました我々「救命ゴリラ!!」を含めた6チームで、チームの交流と技術交換・本番形式での練習などを目的として練習会を実施しました。
去年と比べると規模が大きくなり、自由工房に集まった人数は大幅に増えました。その中でスケジュールを組み、全チームにとって実りある練習会にするように準備をしていました。
しかし、前準備は難航しました。私が誰にも相談せずに進行していたので、企画に抜けているところが多々あり、その修正や前日・前々日に準備する時間が取れなかったところが大きかったと思います。
当日は他のプロジェクトメンバーに大勢手伝ってもらうことでなんとかスムーズに運営ができました。
当日の救命ゴリラ!!はダミヤン1体救助のみでした。
あきらかに練習不足だと思いました。今回の練習会で見つかったダメな点をキチンと処理して本選に挑もうと思います。
奥田友彦君(機械工学科3年)
特に問題が生じることもなく、スムーズに進行、怪我人を出すこともなく無事に練習会が終了しました。
これらは我々が運営で努力したというだけでなく、参加して下さった皆様の協力もあってこそだと感じました。また、これらがレスコンに必要とされる協調性がなせる業と思うと感動します。
そうして皆様に支えていただきながら無事終了した一方、主催側の反省点もあります。まず、練習会の全体スケジュールを理解して動けているスタッフと、そうでないスタッフがいたことです
。何をすべきかわからず部屋の隅で座っていた人もよく見かけました。こういったイベントには慣れていなければ当日スムーズに動くのは困難だと思うので、せめて一回は予行演習、あるいは全体の動きを細かく確認するようなミーティングが必要だと思いました。
私個人の反省は、マシンにかまけてスタッフとして疑問に思っていたことを質問しなかったことです。聞くだけならそんなに時間もかからないことだったので、今後はマシン製作の合間を縫ってでも疑問は早めになくそうと思いました。
鹿島健吾君(電子機械工学科3年)
今回の練習会は多分に不安を残した状態で迎えました。金曜日の夜遅くまでロボットの改造を行っていました。これはなんとかなりました。
練習会ではポイントを計測していましたが、我々は60ポイントで、順位としては3位でした。本番に対してまだまだ不安事項は多いですが、本選に向けて努力を重ねます。
中井智貴君(電子機械工学科3年)
今年の練習会は、去年と比べてバタバタしていたと感じました.準備の段階で、練習会の企画に協力できなかったことが原因だと思います.
練習会のテストランではチームとしてどのような練習を行うか事前に決めていなかったため、かなりだらだらしたテストランになってしまいました。本選でのテストランでこのようなことがないように余裕をもって行動したいです.
練習会の本番でもチームの作戦が決まっておらず、ダミヤンに対してどのようなアプローチで救助に向かうか、ガレキをどこに除去するなど、メンバー間の意思疎通ができないままだったので、ダミヤンを1体しか救助できませんでした。
今のままでは本選でも同じ結果になってしまうので、早くロボットを動かし、本選と同じ条件で練習しないといけないと思います.
目黒隼人君(機械工学科3年)
今回レスキューロボットコンテスト合同練習会に、私は4号機のオペレーターとして出ました。他チームの練習を見ていると、1位と2位はロボットの連携がよくとれていて、参考になりました。
今回、初めてフィールドを目視せずに、ロボット搭載のカメラとヘリテレのカメラだけの救助活動をしました。ヘリテレでロボットの全体がある程度把握できましたが、走行中はどうしても片方のカメラばかり、見てしまい、壁に車体をぶつけたりしてしまうことがたびたびありました。また、テストラン、実際の練習競技でも、あまり、チームの連携がとれていないのかカメラに慣れていないのか、救助活動が思うようにいきませんでした。
4号機と2号機が特に立ち往生して、どっちがダミヤン救助するか判断がつかず、時間だけ過ぎていく場面がありました。これは今後の練習で改善しなければなりません。それと個人練習で、カメラの情報だけで、ダミヤンを救助できるようにしなければなりません。
鮫島智樹君(電子機械工学科2年)
今回は、練習会の受付と、競技でヘルパーをやりました。受付は、やり方が分かりませんでしたが、ちゃんとできたと思います。
ヘルパーは失敗せずにできました。本選でもヘルパー担当なので失敗しないようにしようと思います。
救命ゴリラ!!はダミヤン1体を救出という結果でした。他のチームは3体救助したチームもいれば、まだロボットができていなくてちゃんと動いていないチームもいました。
本選では3体救助を目指すしたいので、ロボットの仕上げをちゃんと頑張っていこうと思います。
田中 亮君(電子機械工学科2年)
合同練習会では、ロボットを動かすことができました。
しかし、僅かな時間で準備をしたために、カメラを付けることも、事前練習することもできていなかったため、思うようにオペレーションできませんでした。競技中にイエローフラグを2回出してしまい退場することになってしまいました。
練習会で動かすことによって、またロボットの問題が明らかになったため、機体のバグ出しができてよかったと思います。これから問題点を直し、本選ではきちんと動かせられるように練習を重ねていきたいと思います。
中村 介君(機械工学科2年)
レスキューロボット練習会で、今回は副審判を務めました。フィールドの設置をする際に、倒柱ガレキに養生テープを貼り付けるのを忘れてしまったり、また最初は正しいジャッジを下すことが出来ず大変でした。しかし、2回目の競技からはそうしたトラブルは少なくなり、的確な判断を下すことができ、しっかりと役目を務めることができたと思います。
今回の練習会を終えて、今後の練習でも審判としての役目を務められるようにがんばって行きたいです。
中森智史君(電子機械工学科2年)
今回、我々「救命ゴリラ!!」チームはあまり万全といえない体制で臨んだと思えました。大会を主催しつつ、自分のチームも参加するというのでかなり大変でした。
練習会を通じて、救命ゴリラ!!もすべきことが改めて定まったと思います。救命ゴリラ!!として邁進していけたらと思います。
近藤由規君(電子機械工学科1年)
合同練習会に参加したチームは、予選でダメだった所を改善してきているようでした。
予選の時よりも他のチームのロボットを近くで見ることができました。ここがよくないとか、どのようにすれば素早く救助できるか、など細かい部分まで分かった気がします。
「救命ゴリラ!!」は、タイヤと車体の間に家ガレキや木の棒がはさまって動けなくなっていたロボットがあったので、改善して直すのがいいと思いました。
3号機のベルトコンベヤ式ベッドが家ガレキの中に入るとき、ベルトが絡まっていたのでなんとかしてコンパクトにできないか、と思いました。
今回、色々なチームのロボットを近くで見られてよかったです。
清家悠太郎君(電子機械工学科1年)
今回の合同練習会では、ポイント計算の係をやりました。そのため、予選のときよりも他チームのロボットの機構を近くで見ることができ、勉強になりました。
競技の時の様子は、完成度の高いチームは2チームほどありました。しかし、自由工房も含めまだまだ練習が足りていなかったり、ロボットの調整が間に合っていないのが目立っていたと思います。練習会の結果を生かし、どのチームも本選に万全の状態で臨み、レベルの高いレスキュー活動ができたらいいと思います。
今回の本選では僕の活躍場所はありませんが、来年に向けて経験を積めるように、積極的にサポートに関わっていきたいと思います。
鼓 悠介君(環境技術学科1年)
練習会を終え思った事は、全体的に完成度が低いと思った。まともに救助・搬送ができていたのは、上位2チームぐらい。その他、救命ゴリラ!!を含めた4チームは機械トラブルや、整備不良、号機の未完成、バッテリー切れなどが多々った。練習会は本番を想定したものなので、このレベルだったら練習会をやる意味が無いと思った。
平戸裕司君(電子機械工学科1年)
練習会では、来年の大会に向けてのロボット作りの参考にするために他チームのロボットを見て回りました。テストランや、レスキュー活動が始まると近くでロボットを観察しました。
「救命ゴリラ!!」は、結果としてダミヤン1体を救助しました。メンバーが役割を分けて仕事をしていくところ、目視できないフィールド上でロボットをカメラのみでロボットを動かしているところに感心しました。
その後に出てきた他チームのロボットも個性豊かでした。どのチームもロボットを動かして、自由工房内に熱気があふれていました。
私は、パソコンがしたくてこの大学に入学しました。パソコンを使って色々とできるるようになったことに満足していますが、より上を目指さなければいけないということをチームと交流して学びました。
スナップ