「第24回全日本ロボット相撲 近畿大会」レポート
2012年9月23日(日)、大阪府立布施工科高等学校において「第24回全日本ロボット相撲 近畿大会」が開催されました。近畿地区大会は、全日本・高校生部門をあわせて199台がエントリーしている激戦区です。そこへ自由工房からは、自立型に4台が出場しました。佐伯拓哉君(電子機械工学科1年)が3回戦進出し善戦しました。
今大会では、全員が京都府立京都高等技術専門校の重量級ロボットに敗退しました。大会で見つけた課題を解決し、残りの地区予選を頑張ります。
公式サイト
自立型
魚井成晃君(機械工学科3年)
近畿大会は、1回戦敗退でした。
対戦相手は、重量級の京都府立京都高等技術専門校「生八橋」でした。1戦目は自分の相撲ロボットが土俵上の白を読み停止、そして土俵縁の白線は読まずに自爆して土俵外に出てしまいました。
2戦目は、土俵上にある傷でできた白いラインを消してもらい取り組みをしました。しかし、仕切り場所が悪く相手ロボットの下にもぐりこむことができたにもかかわらず、押し切る事ができませんでした。この取り組みは、審判の指示で取り直しになりました。
取り直し後も同じ状況。再び取り直しとなり、今度はロボットを仕切り線に対して斜めに置き仕切りましたが、1戦目と同様に自爆して負けてしまいました。
試合での相撲ロボットの動きを見ていると、白線をしっかり検知して止まれていないのではないかと思いました。関東大会までには、調整して直したいです。
阿部史和君(メディアコンピュータシステム学科2年)
今回の大会はとても心残りがあるまま終わりました。その理由はまた1回戦2ー0で負けたからです。今回の相手は京都府立京都高等技術専門校の重量級ロボット「六地蔵」でした。自分のロボットが相手をはね上げられず長期戦となり、最終的にこちらが死に体や動作不良等で負けてしまいました。しかも今回の試合でモーターに多大な負荷がかかり、壊れてしまいました。
まだ地区大会予選は残っているので、当分壊れたモーターは、現在使用しないロボットから、借りることにしました。次の大会までには、同じ過ちを繰り返さないためにも重量級対策のプログラムを用意したいと思います。
西原琢也君(電子機械工学科1年)
結果は1回戦敗退でした。今回は試合ができたのはいいですが、勝てませんでした。原因は相手が磁力の強い京都府立京都高等技術専門校の「八幡山」で、それの対策が甘かったためと思われます。
1本目。いつものように待ちモードでいきました。相手を見つけて前進、押せなくて引いたのはよかったのですが、なぜか続いて下がってしまい自滅してしまいました。
2本目は、相手を見つけるまでずっと前進して探すモードで挑みました。これも相手ロボットを見つけて前進、リトライで引いて突っ込み直しと作戦通りに動きました。しかし、リトライの際に距離が足りなくて、相手ロボットを飛ばすことができず、押し合う状態になりました。結果、タイヤが摩擦によって煙をあげ、審判の判断により仕切り直しになりました。
取り直しは、先ほどと同じ作戦を選びました。けれど、なぜかロボットが円を描くような動きをし、さらに白線センサが反応せず土俵から落ちて自滅してしまいました。
後で調べたら、白線センサが故障していました……。マシントラブルが敗因ですが、負けた事実は受け止めなくてはいけません。なぜ、ロボットが前進せず円を描く動きをしてしまったのか、原因を早く特定し、また磁力の強いマシンの対策もして次回に臨みたいです。
佐伯拓哉君(電子機械工学科1年)
3回戦まで進めたのですが、3回戦で京都府立京都高等技術専門校の「京子さん」とあたりました。相手のマシンのパワーが上ですくうことができたのに負けてしまいました。次は、相手のマシンをきちんとすくって 、押し合いで負けないようにしたいです。
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