近畿学生2足ロボリーグ2013 第2戦
2013年7月7日に行われた近畿学生2足ロボリーグ2013 第2戦が東淀区民会館で開催されました。大阪電気通信大学自由工房から3体のロボットが参加。事前に学内予選を行い、精鋭部隊で挑みました。その結果、個人総合優勝を「レムレース」が獲得し、チーム優勝を果たすことができました。
成績
種目 | 名前 | ロボット名 | 記録 |
チーム優勝 | 大阪電気通信大学 | 54p | |
個人総合優勝 | 三谷峻生君(メディアコンピュータシステム学科2年) | レムレース | 26p |
3m走優勝 | 三谷峻生君(メディアコンピュータシステム学科2年) | レムレース | 25.60秒 |
公式サイト
メンバー感想
三谷峻生君(メディアコンピュータシステム学科2年)/ロボット名:レムレース
今回の学生リーグ第2戦には黒色ロボットのレムレースで参加しました。予定では、新型機を完成させてそれで参加するつもりでしたが、当日に間に合わず、やむなくレムレースでの参加になりました。
学生リーグ第2戦の結果はバトル個人1位、走行1位でした。しかし、大会中に機体の破損が二度も起りました。1つは点検中に、サーボと基盤をつなぐケーブルの断線です。これは突発的なものなので、事前に対処のしようがありませんでした。
もう一つは試合中に、腰ヨー軸のネジが外れてしまい棄権してしまったことです。こちらは完全に注意不足でした。点検のために頭のカバーを外さなくてはいけないのと、ネジロック剤で固定していたため、見なくても大丈夫だろうと思い点検を怠っていました。次からは腰ヨー軸も点検していきます。
ほかの大学は、前回と違い競技の準備をしっかりとしてきていたと思います。特に大阪工業技術専門学校は走行競技もしっかり用意してきていました。9月8日には学生リーグ第3回がありますが、今回と同じようなロボットで参加すれば間違いなく負けるだろうと思います。
西川真人君(メディアコンピュータシステム学科2年)/ロボット名:トランザーX
今回の大会に、私はRobovie-Xをベースにして強化したロボット「トランザーX」で挑みました。強化した部分は膝部分と腰部分、それと腕の部分です。膝と腰には、通常のサーボモーターよりも高出力なものを取り付け、歩行の安定化、高速化に成功しました。それから、腕の部分に従来よりも5cm程度長くしたフレームを取り付けてリーチを長くした。
歩行モーションも変更し、膝を強化したことで前方方向への高速前進のモーションを取り入れることができました。これにより素早く前進でき、戦闘の幅が広がりました。
このトランザーXを使って大会に出場したところ、改造の効果は多大でした。安定した歩行で戦いができ、3m走でも準優勝をとることができました。ただ、歩行は安定していましたが、初動が遅いためか、相手に先制攻撃を許してしまいそのままダウンするといったことがありました。その辺りを次の大会までに何とかするつもりでです。
岡本和也君(医療福祉工学科1年)/ロボット名:ドロレス
学生リーグ第2戦には、KHR2HVを改造した機体「ドロレス」で参加しました。改造は手を長くし、腕に盾をつけ、脚をリンク脚に変えました。実際に大会で戦ってみて、今後変更しようと思った部分は、モーションのスピードをもっと上げる事と、バトルで盾と腕の隙間から持ち上げられたので盾の形状の変更です。
来月8月5日の「ロボファイト14」に向けて、上記と腰のヨー軸の追加、脚のトルクが足りていないので股ロールをハイトルクに変更し、リンクのサーボをデュアルサーボに変更して臨みたいです。
矢野健太君(メディアコンピュータシステム学科1年)/ロボット名:jiro-ramo
私が今回Robvie-X「jiro-ramo」というロボットで、参戦しました。モーションもサンプルモーションしか入っていないロボットです。
バトルでは,違う大学の人と勝負ができて楽しむことができました。相手ロボットをなかなか倒せませんでしたが、相手がスリップして1ポイント点もらうことが多く,そのまま時間切れで勝ちを拾いました。
戦い方では、相手ロボットが自分の近くにいるとき、逆方向の攻撃ボタンを押してしまうなどオペレーションのミスがありました。最後の試合は,相手ロボットに倒されてしまい、うつ伏せの状態から起き上がろうとしたものの起き上がることができずKO負けになりました。今回の反省点です。
今後の課題は、起き上がりもーしょんの安定と、オペレーションミスをしないことです。今度の大会までには、ちゃんと起き上がれるようにしたいです。
福田拡司さん(技術講師)
まずは2連覇おめでとうございます。2位との点数が僅差の中、落ち着いて大会に臨めていたと思います。
1年生も初めての大会に関わらずお疲れ様でした。「大会に出た」だけでなく、他校の方との交流して自分の目的や技術力をどんどん磨いていってください。
2連覇ということもあり、これからは2位の大阪工業技術専門学校を始め、他校のマークも一層厳しくなります。その日のメンバーによって勝ち負けが決まるのではなく、かつての大阪産業大学みたいに常勝の学校になるにはどうしたらよいか、個人で一度考えてみてください。
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