「第25回全日本ロボット相撲 近畿大会」レポート

2013年10月13日(日)に、大阪府立今宮工科高等学校において全日本ロボット相撲大会 近畿地区予選が開催されました。自由工房からは、西原琢也君(電子機械工学科2年)と佐伯拓哉君(電子機械工学科2年)、柏原颯人君(電子機械工学科1年)の3名が出場しました。西原琢也君が6位と健闘しました。

メンバー感想

西原琢也君(電子機械工学科2年)

近畿大会では6位でした。 1回戦と2回戦は相手が棄権したため、シードとなりで3回戦が緒戦となりました。

対戦したのは「渡月狂(京都高等技術専門校)」です。 東海大会ででアームを外しても重量級は押せないことがわかったので、ロボットが変な動きをしないようにアーム付で試合に挑みました

一本目は仕切り線に対してわずかに傾けて置いてみましたが、途中で相手ロボットのセンターに合わせようとして詰めていって結果膠着状態になりました。

取り直しは審判からロボットを置く角度を指示されたため、それに従って傾けて置き、相手の方を初動に合わせて、ロボットを振り向かせてぶつけましたがまた膠着しました。

二度目の取り直しも、傾けて置きました。しかし、動き出したとたんに土俵から落ちてしまいました。取り直しの前に、土俵暗い方で調整していたので、床センサがずっと同時に反応してしまっていました。床センサを外したため落ちてしまいました。

二本目は素直に正面に置き、判定勝ち狙いで真っ向勝負にしました。ところが、アームがうまく相手の角に入り込めたようで、相手ロボットを土俵から浮かせることができて押し出せました。

三本目はなんか勝機が見えたので同じように正面から、まっすぐに向かいました。最初、ちょっと位置がズレましたがなんとか正面で角を浮かせて押し出せました。

4回戦は「宇治茶(京都技術専門校)」と対戦。一本目は@@@@のアーム開く前に相手に横を取られてしまい、「一瞬、負けたかな」と思ったら相手が自滅してくれて勝ち星を拾いました。二本目は宇治茶が角を見せる感じでこちらに突っ込んできて、@@@のブレードが勝って、そのまま押し出しして楽々と1本取りました。

準々決勝は、全国大会常連の「天王山(チーム両国)」です。 一本目は、アームを開く前に横側を取られてやられました。 二本目は相手の横を取ったのですが、センサが反応しない距離で相手をとらえていなかったため、ロボットが前進できず取り直しになりました。

三本目はアームを開いたのはいいのですが、途中でリセットが掛かってしまい、天王山もハンチングを起したのか途中で動かなくなりました。審判に両者戦意なしと判断され、一本づつ与えられました。

その結果、天王山が2本で勝ちとなりました。

@@は、敗者復活戦で、全国出場の切符を目指すことになりました。敗者復活戦を2回勝てば、5位で全国出場できます。

1試合目は「レスポアール(近畿ポリテクOB)」でした。一本目はゆっくりと様子を見ながら近づいて行き、角を取ったのですが押せなくて取り直し。取り直しも同じようにして攻めていき、同じ結果になって再び取り直し。

3回目でレスポアールの正面をキレイにとらえ、相手ロボットのブレード角を取る機能が役に立って押し出し一本取りました。二本目も思い切って同じ形で取ることができました。

いよい8よ五位決定戦。重量級の「烏丸(京都高等技術専門校)」です。対戦相手が緒戦で破ったロボットと同タイプでしたので、勝機はあるなと思っていました。

ところが、モータードライバが動きませんでした。 ピットでの空運転では動いていたし、試合後の空運転でも動きました。初めてこの現象が発生し、いまだ原因が分かっておりません。

この先、今年最後の地区予選である州大会があるので頑張ってきます。

佐伯拓哉君(電子機械工学科2年)

ロボット相撲近畿大会は、一回戦敗退という結果になりました。相手がチーム両国のレスポワールでした。

これまでの大会の様子から レスポワールは真っ直ぐ来ると予想し、こちらも真っ直ぐで勝負しようと思いました。ところが予想が外れ、相手は待ちタイプでした。そこへ@@@が突っ込んで、受け流しをされ 簡単にあしらわれました。

二本目は、レスポワールの後方をとろうとしましたが こちらをきっちりと向いていたため後ろをとれませんでした。また 受け流しのような形で土俵の外にだされ負けました。今回の敗因は、相手の動きを予測できなかったことです。もっと経験を積んで また挑んでいきたいです。

柏原颯人君(電子機械工学科1年)

今回、ロボット相撲を初めてやりました。初出場で自分のマシンを作って参加しようとしましたが、時間が足りずに未完成になってしまいました。一応、動く事は出来ましたが、磁力が足りずに重量級というレベルの重さを得ることができませんでした。

未完成になってしまった反省点としては、作業が遅かったことと、個人的にいろいろと用事があり、時間が足りずにロボット作成にあまり力を入れなかったことです。

重量級の重さにならなかったことについては、重量級の知識が足りませんでした。大会で京都高等技術専門校を中心にいろいろな重量級ロボットを見ました。しかし見るだけでは、重量級については理解することができませんでした。知識がない以上どうすることもできないので、次に何かに挑戦するときはその知識のある人に助言をもらったり、色々調べようと思いました。

次に作成するロボットは、しっかりスケジュールを立て大会までに余裕のあるように完成させたいと思っています。