「第26回全日本ロボット相撲 東海大会」レポート
2014年9月7日(日)に東海大会が三重県立伊勢工業高等学校で開催されました。自由工房からは西原琢也君(電子機械工学科2年)が「大電通灰精鋼」で参加しました。今年もこの大会を皮切りに自由工房メンバーのロボット相撲シーズンがスタートします。
西原琢也君(電子機械工学科2年)
今年に入って初めての大会です。今回は勝負するというより、「本番の場所でどれだけロボットが動けるか」をテストしてきました。
結果としては1回戦敗退。相手は「年金生活Aチーム」の「年金生活3号」でした。去年の自立型優勝者です。「年金生活3号」の特徴は磁力が強く、安定した勝負を取るところです。相手との実力に差があるとはいえ、対策を怠っていたことも敗因でした。
1本目、右側から攻撃しようと考えました。右に曲がったのは良かったのですが、タイヤがスリップしてしまいました。その結果、土俵際で止まることが出来ずに土俵から落ちてしまいました。
2本目、タイヤがスリップしたと試合中に判断しました。タイヤがスリップしている時点で変な動きすると1本目と同じになると思ったので、いっそのことまっすぐ突っ込ませました。相手の横に張り付き、下に入り込みました。しかし相手の磁力が強すぎて剥がしきるまでには行きませんでした。そのあと相手に振り回され、最終的に土俵から押し出されて敗けてしまいました。
今回の試合で判ったことが、いくつかあります。
まず、スリップをするのを何とかして直さなければいけません。これは磁力調整をもっと細かくやることで改善します。または磁石を追加して磁力の基本数値を上げたいと思います。
あと、控室に戻って気づいたのですが、ギアを止めているネジが内部で折れていました。これはネジだと負荷がかかった時、強度が足りないためだと思いました。なのでピンでギアを止めたいと思います。
次に参加するのは9月28日の近畿大会です。それまで時間があるので、ロボットをしっかりと改良していきたいです。
トーナメント表(クリックで拡大)
※公式サイトより転載