近畿学生2足ロボリーグ2015 最終戦レポート

2015年3月8日、港区民センターにて近畿学生2足ロボリーグ最終戦が開催されました。大阪電気通信大学自由工房から3体のロボットが参加。総合で59ポイント獲得し、大阪電気通信大学自由工房チームが総合1位。これまでのポイントと合わせて、年間総合1位になりました。

参加者感想

三谷峻生君(メディアコンピュータシステム学科3年)/ロボット名:オストビント

今回は、個人で3戦2勝1敗うち1勝は不戦勝。

本来はKHR-3HVの改造機で参加する予定でした。しかし、前日になってロボットの接続ができなくなってしまい、KHR-2HVの改造機であるオストビントでの参加となってしまいました。オストビントは、2年前のヒト型レスキューコンテスト以来パーツ取り用のロボットとなっていたため、もう一度組み立てて、サンプルモーション使用し、なんとか動く状態までにしました。

第1試合は、RB2000の19軸タイプが相手でした。私がいつも操縦しているレムレースであれば、ほぼ勝てる機体です。しかし、オストビントは機体性能で同等、モーションで負けていたため、操縦技術で勝負するしかありませんでした。試合が始まってから気づいたのですが、オストビントの両脚のサーボのポテンショが劣化していて、前後に揺れていました。この状態ではまともに操縦することはできません。結果として0-5でぼろ負けでした。

第2試合は不戦勝でした。

第3試合はRBの13軸タイプが相手でした。ボロボロのオストビントとはいえ、股ロール軸のないRBには勝てます。結果は5-0で勝ちました。

今回はチームでは優勝しましたが、個人では不甲斐ない結果になりました。次に参加する大会では、今回のような間に合わせの機体ではなく、勝てる機体または実験目的の機体で参加したいと思います。

今回参加して思ったことは、サーボのポテンショを交換することはできないのかということです。サーボは消耗品だと考えて使っていますが、ボロボロのサーボを直すことができれば、HRPのロボットの台数をふやすことができると思います。また、サーボを自作するときに役に立つのではないかと思いました。

岡本和也君(医療福祉工学科2年)/ロボット名:Dolores

近畿学生リーグ2014年度最終戦は個人・団体共に優勝を果し、年間でも優勝できました。Doloresはバトルで全勝し3m走でも優勝したものの、最初のデモンストレーションでの歩行で、前進がまっすぐ進むことができずポイントが伸びませんでした。前進歩行モーションの調整が今後の課題だと感じました。また、オープントーナメントの機体に野良試合を挑んだ所、こちらの攻撃がほとんど通じなかったので攻撃力の高いモーションを考えたいです。

今年度を通しては学業が忙しくあまり自由工房の活動に参加できなかったのですが、学生リーグ団体戦で年間優勝ができて良かったです。去年の団体戦は2位だったので雪辱を果たせました。

来年度は、自分の機体の調整をしつつ、新入部員のサポートにも力を入れて行きたいです。

藤原庸平君(情報学科2年)/ロボット名:ヘリパ

今大会は、いつも操縦を担当いている相方の大野君が私用で参加できなかったため、かわりに僕がヘリパを操縦して出場しました。普段はヘリパの整備を自分が行い、大野君が操縦する形となっていたので、とても緊張しました。

第1試合は、ヘリパよりも小柄ではあるものの、レギュレーション違反のため特殊ルール(持ち点-2)が課されたロボットが対戦相手でした。横攻撃に警戒しつつ戦って、なんとか勝利しました。ヘリパの前後方向への攻撃をうまく使うことができました。

第2試合は、相手チームが1人だけだったので、ヘリパだけが戦いました。最初は善戦していたものの、右横攻撃をした直後に右膝下サーボと左足首サーボに異常が起こり、旋廻や横移動ができず敗北しました。

第3試合は不戦勝で勝ちました。

今回も整備不良が原因で勝てる試合を落としてしまったので、しっかりと対策をたてて、次の学生リーグに備えたいと思います。

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