2010年6月5日 マイコンカーラリーオープンセミナー
講演資料
- 「マイコンカー製作のノウハウ」
- 講師:中村雄一氏(富山県立富山工業高等学校)
ダウンロード - 「だいたい走るマイコンカーの制御方法 」
- 講師:徳永弦久氏(パナソニックコミュニケーションズ株式会社)
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レポート
講師にジャパンマイコンカーラリー2009一般の部優勝の徳永弦久氏(パナソニック)と富山県立富山工業高等学校の中村雄一先生を招き、マイコンカーラリーのオープンセミナーを開催しました。今回は、お二方のご講演の後、試走会も行いました。参加者は、33名でした。
午前中は、初心者から上級者まで役に立つお話を伺いました。
中村雄一先生からは、 「マイコンカー製作のノウハウ」をテーマに、電池の選択と管理、タイヤ・軸受けについて、配置、減速装置などの具体的な要素の話がありました。最後に「駆動トルクがあればいのか?」「軽ければよいのか?」と聴講生に疑問を投げかけ、「バランスが重要」とまとめていただきました。
徳永弦久先生は、「だいたい走るマイコンカーの制御方法」というユニークなテーマを取り上げてくださいました。「速そうに見えなくても、そこそこのタイムを出す」が、だいたい走るのマイコンカーの定義だそうです。そのためには、タイムロスの要因を特定し適切な対処を施す必要があります。具体的には、クランク、セッションの繋ぎ、坂道の要素を検討することが重要というお話でした。各ポイントについて、注意すべきことを具体的に説明があり、非常に有意義な内容でした。
午後から行われた試走会では、まず今回の技術講師の先生方のマイコンカーをデモ走行を見せていただきました。受講生は全国大会優勝マシンの走りを間近に見て、「無駄がない」「ガタガタしない」「ぶれない」スムーズな走行に感嘆していました。
講演・試走会のあとは、会場で「工房なべ」囲み意見交換会と交流会が行われ、こちらも大いに盛り上がりました。
スナップ写真