近畿学生2足歩行ロボットリーグ2015 第2戦レポート
2015年9月13日、西成区民センターで第3回近畿学生2足ロボリーグが開催されました。今回は、チームで結果を残すことを目標にしました。1ヶ月前に出場したロボファイト16の経験を生かして、ロボットの調整をした結果、個人総合の1位、2位、3位を独占。チーム総合優勝も果たしました。
メンバー感想
関 悠伍君(電気電子工学科1年)/ロボット名:ハードラック
前回の学生リーグは、個人優勝はできたものの、チーム戦では結果を出せませんでした。なので、今回はチーム戦での優勝を目標に参加しました。
学生リーグでチーム優勝するには、前後左右移動を必須とするボックスダンスをこなし、ロボットバトルのほとんどに勝利しなければなりません。
8月に出場したロボファイト16で、これまで不足していた安定性を重視した調整を行ったため、ボックスダンスは出場した3機すべてがこなすことができました。
ロボットバトルでは、まだまだ緊張はしますが、操縦者がしっかりと落ち着いて確実に攻撃を当てることを意識し、すべての試合で勝利することができました。
その結果、出場した3機で1位、2位、3位の個人賞を獲得することができ、チーム戦でも優勝をしました。また、今回の獲得点で、今までとの他の学校につけられていた総合得点の差もなくなり、年間総合優勝にも近づきました。
今回の大会は、運に助けられた面も多々ありましたが、夏休み期間中の長い時間をメンバーと一緒に努力できました。チーム戦として結果を出せた良いものになったと思います。次回は、今回の細かい失敗を見直し、改善を行って2度目のチーム優勝を勝ち取れるよう努力したい思います。
太田 祐君(情報学科 1年)/ロボット名:まほろ
私の今回の成績は準優勝でした。第2回の学生リーグでは成績が芳しくなかったので今回の結果はかなり満足いくものでした。
今回私はこの大会に向けてはあまり機体を改造せず、8月2日にあったロボファイトのときの状態から、腕の向きを変えるという変更をした程度です、ロボファイトの時との大きな変更点はモーションです。
ロボファイトに出たときは、機体を作るのに時間がかかってしまったため、モーションを同輩に手伝ってもらいました。今回は、できる限り自分でのモーションを作成し、挑みました。
今大会前日にデータが全て消えてしまうという事故があったので、作ったモ―ションはかなり付け焼刃な感じでになりました。それでも徹夜をして作り上げたので、しっかりと動くものができました。
今回の反省点は、データのバックアップを取らなかったこと、モーション作成能力の上達です、操縦技術も未熟でした。特に操縦技術は、かなりお粗末だったため、もっと他のロボットと対戦をして磨いていきたいです、今はロボットの性能に任せてゴリ押す戦法なので、もう少し戦略を立てて戦いたいです。
尾西 克之君(情報学科 1年)/ロボット名:フロスト
ロボファイト16で反省点だったモーション作成に焦点を合わせて、スケジュール管理をしていました。前回に比べてモーションも良くなり、時間に余裕をもって本番に臨むことができました。大会の結果は個人総合3位、学校対抗では1位を獲得しました。
今回の大会で一番うれしかったことは、TOP3に入れたというだけではなく、バトルで初勝利をあげたことです。トーナメントで3回戦いましたが、全て勝ちました。これまでが全敗だったことを考えると、まるで信じられませんでした。
途中電源のケーブルが切れる事故がありましたが、メンバーや会場にいた優しい人のお陰で何とか復旧できました。試合中に緊張のあまり頭が真っ白になり、混乱しかけたりしましたが、仲間の応援があったので落ち着きを取り戻して戦えました。
何とか今回は全勝できましたが、次回また戦う時には相手の機体もさらに強化されて出てくると思うので、次の大会までには更なるモーションの調整や機体のパーツの自作などを行い大会に臨みたいです。
福田 拡司さん(技術講師)
大会お疲れ様でした。
今大会、確実に勝てるメンバーの採用にはなりませんでしたが、結果は大阪電気通大学の圧勝となりました。去年の同時期と同じように、バトルを全勝し、個人総合の1、2、3位も獲得しての優勝おめでとうございます。
今年は1年生中心のスタートを切ったため年間優勝は厳しいと割りきっていましたが、この結果で2連覇も見えてきました。
この大会だけで勝てても、年間優勝を獲得するにはこの強さを維持していく必要があります。次回もチーム優勝を狙えるよう、日々の活動を大切にしましょう。
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