電通大杯第6回マイコンカーラリー大会 画像処理部門参戦記
2013年2月24日(日)、大阪電気通信大学寝屋川キャンパスの自由工房にて、電通大杯第6回マイコンカーラリー大会を開催しました。今年は、画像処理部門に過去最大13台のマシンが出場しました。高校生も画像処理部門に出場し、岸本 蓉生君(大阪府立淀川工科高等学校)の「あんこう」が堂々2位に入賞しました。
優勝は、徳永 弦久氏の「件」で記録は10秒36。
自由工房からは、中井智貴君(電子機械工学科3年)が出場しました。
リンク
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- 電通大杯 第6回マイコンカーラリー大会 公式記録
- 電通大杯 第6回マイコンカーラリー実行委員会スタッフレポート
- 電通大杯 第6回マイコンカーラリー計測&集計システム開発記
コース
コースの全長は40.6mです。
今年のコースの見所は、スタート直後に3.3mの長い直線があり、最高速度でR450のカーブで揺り返しがあることです。第1の難所を抜けると、スネーク終わりのハーフラインチェンジがあります。クランク、カーブ、クランク、カーブの連続を抜けた後に坂道。坂道を下ったところに2つめのハーフラインチェンジがあるので、速度の制御が重要になります。そして最後の1.8mストレートの後にも、クランクが待っています。
高校生ベーシック部門にはR450とR600の混在たこつぼが厳しかったかもしれません。
大会の感想
中井智貴君(電子機械工学科3年)
今年は一般の部には出場せずに画像処理の部のみ出場しました。今年はカメラを使いスタートバーの検知に取り組みましたが、ちょっとしたプログラムのミスに気づかず実現できませんでした。電通大杯は終わってしまいましたが、来年に向けて必要な技術なので完成させたいと思います。
今年の画像処理部門は、かなりハイレベルの試合が行われました。完走者が13台中4台もあり1位のタイムは10秒34でした。これは高校生のアドバンスドクラス優勝タイムより速く、一般部門でも3位に入るタイムでした。また2位の選手は大阪府立淀川工科高等学校の岸本選手で、彼は高校生ながら画像処理に取り組み17秒の好タイムを出していました。彼の使用しているカメラはフリースケールカップで使用されているカメラデバイスで、自分も存在は知っていましたが実際にどのような物であり、また購入できるものなのかもわかりませんでした。彼はそのカメラの購入先を淀川工科高等学校の先生方と調べみつけたそうです。私自身も研究、調査が不足していることがよくわかりました。
来年はこれらの選手に負けないよう研究をし、入賞できるようにしたいと思います。来年は一般部門にも出場したいと思います。
「モモタロウ」の動画(第1走)
完走マシン動画
岸本 蓉生君(大阪府立淀川工科高等学校)記録:17秒69
「あんこう」の動画(第1走)
登 弘聡さん(神戸市立科学技術高等学校)記録:24秒26
「ST-eye-13」の動画(第2走)
川原 力也君(大阪府立淀川工科高校)記録:43秒28
「KR号 カメラVer」の動画(第1走)
徳永 弦久さん 記録:10秒36
「件」の動画(第1走)
スナップ