2010年度修了式&追い出しコンパ

自由工房を卒業する人たちに今までの感謝を込め、修了式と追い出しコンパを行いました。第3回となる今年は平窪一貴さん(電子工学科4年)、齋藤祐一さん(電子工学科4年)、畠中一輝さん(技術講師)の3人が修了生となります。皆とてもお世話になった先輩方なので準備にも気合が入りました。

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レポート

安慶名将君(電子機械工学科2年)の挨拶と、富田信君(電子機械工学科2年)の司会で追い出しコンパがスタートしました。

まず最初に、修了式が行われました。

新しく自由工房の運営委員長となられた登尾先生から挨拶があり、皆が緊張して見守る中、修了生達に修了証書が送られました。修了生の方々が今までの感想と、これからの抱負を口にされました。

その後、修了生からサプライズとして、高木先生と入部先生にプレゼントが贈られました。これに高木先生は顔を綻ばせておられました。

山中拓也君(電子機械工学科2年)の乾杯で、コンパが楽しくはじまりました。上級生の方々とOBの皆さんは高木先生と修了生の3名を囲み、お酒を飲みながら談笑、下級生は料理に舌鼓を打っていました。

みんなが盛り上がっている中、浦野蒼士君(電子機械工学科2年)が自由工房に残るメンバーを代表して、修了生への言葉を述べました。今までの指導に対する感謝と、これから自由工房をますます発展させていく決意が込められていました。

ここでもうひとつのサプライズ。OBの皆さんと上級生たち、今まで高木先生にお世話になった方々が、今年定年退職される高木先生にもうひとつプレゼントを用意していました。中身はiPadです。「ずっと欲しかった」という高木先生は思わぬプレゼントと心遣いに大喜びしていました。

その後の高木先生の話で、学生達が驚かされました。定年退職なさる高木先生は、今年の4月から職業専門学校に1年生として入り、大工になるそうです。そして、三重県に「高木神社」を建てる計画が発表されました。これには会場の全員が驚きました。

コンパが終了の時間となり、大林尭史君(電子機械工学科2年)の挨拶で宴は締められました。最後に全員で集合写真を撮りました。しかし、コンパの後も皆は帰らずにずっと楽しく過ごしていました。

修了生の皆様方、お疲れ様でした。これからもお体に気を付けて、頑張ってください!お時間があればいつでも工房のほうに遊びに来てください、お待ちしております。

修了生からのメッセージ

平窪一貴さん(電子工学科4年)

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自分たちのために、このような豪華で賑やかなコンパを開いてくださってありがとうございます。

企業に就職が決まっている身なので、これからこの場所に来れるかどうかはわかりませんが、出来るだけ顔を出したいを思っています。高木先生をはじめ林さんや自分たちがこの工房から出ていきますが、これからもこの自由工房という場所を盛り上げていってください。今日はありがとうございます。

齋藤佑一さん(電子工学科4年)

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平窪君と一緒に自由工房に入り早4年。もう、自分たちが工房から追い出される番が来たと思うと感無量です。

4年間この自由工房で、高木先生にロボットに関して教えていただき確実に動くロボットを作るだけでも大変であり難しいことを知りました。また、それに対してどのように対策をすればいいかを学びました。4年間いろいろありましたが、とても自分のためになることを教えていただきました。ありがとうございました。

畠中一輝さん(技術講師)

大阪電気通信大学 自由工房私は、ほかの二人と違って4年生ではないですが、この場に立たせていただいています。私は訳あって、2年間は学生として、この1年間は技術講師として、合計3年間この自由工房に在籍しました。学生を辞める際も、技術講師になる際も高木先生のお力添えがありました。

そして今回就職の件では、入部先生のお力添えがあり、無事に内定がきまりました。私はこの自由工房にいることで、皆さんと出会い助けてもらうことができたと思っています。本当にありがとうございました。

贈る言葉

浦野 蒼士君(電子機械工学科2年)

修了生の皆様、おめでとうございます。皆様には先輩として様々なことを教えていただきました。

特に私は工業科の出ではなく、普通科の出身だったので最初はフライス盤や旋盤などを見ても、「これはどのようにつかうのだろう?」と思っていたほどでした。しかし、先輩方の親切で丁寧な説明と指導のおかげで、今では恐る恐るですが、使えるようになりました(笑)。

修了生の皆様には沢山のことを教えていただいただけでなく、多くのことでお世話になりました。今度は私が皆様の立場となり、春に入ってくる新メンバーたちを指導できるようになります。今まで見守っていただきありがとうございました。これからも時間があればちょくちょく工房の方にお越しください。心よりお待ちしております。

登尾 啓史先生(総合情報学部 メディアコンピュータシステム学科)

この自由工房の運営委員長として、就任しました登尾です。

私は今の大学の卒業証書が、これからの就職や人生に役に立つとは到底思えません。今では誰もが大学を卒業していき、企業に入る時代です。持っていて当たり前のものです。いってみれば紙切れだと思っています。

しかし、この自由工房の修了証書は違います。自分の好きなこと、やりたいことを突き詰めていけるこの場所で、この修了式というのは大学の卒業式などとは重みが違います。

どうか、ここで学び経験したこと、そしてなにより高木先生の教えを忘れずにこれから頑張ってください。今日は本当におめでとうございます。

高木先生

私が、ここ自由工房に勤めて5年がたちます。本当にいろいろありました。

この自由工房は、初めは何もありませんでした。しかし、時が経ちさまざまな工作機械や、道具がひとつずつ揃ってきました。

私の弱点は、短気なことです。60を過ぎたら治るかな、と思っていたけど結局治りませんでした。昔は、誰かがなにかミスをしたら胸倉を掴むような勢いで怒鳴りつけました。一度怒鳴りつけたら20人くらいいた自由工房のメンバーが2〜3人を残して、皆来なくなってしまったこともあります。

ここにいるメンバーを含め、OB達は私のしごきに堪えて残ってくれた人達です。

これから君たちが飛び込んでいく社会や会社というものは、今までの学生生活のように甘いものではありません。しかし、この私の怒鳴りやしごきを乗り越えてきた君たちなら大丈夫だと信じています。

これからの社会に必要なのは、数学や英語などではありません。もちろん、ある程度は必要だということは否定しません。しかし、これから君たちが必要なのは、場を盛り上げる力、人と話す力、失敗しても落ち込まず笑って次に取り込む力です。

社会に出ても、これまでと同様に頑張ってください。皆さんの活躍に期待しています。

スナップ

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