オープンキャンパス2013
7月28日に、オープンキャンパスが開催されました。四条畷と寝屋川の自由工房において、各プロジェクトがデモンストレーションを実施しました。高校生や保護者の方々に、大学で何を学び、ロボット製作にどのように取り組んでいるかを紹介しました。
プロジェクト報告
●マイコンカーラリー
●知能ロボコン
●ロボット相撲
●レスキューロボットコンテスト
●ヒト型ロボットプロジェクト
マイコンカーラリープロジェクト(三原和也君:通信工学科3年)
マイコンカーラリー(MCR)とはマイコンボード(CPU)を搭載した自動走行する車型のロボットで、センサーを使ってコースの状況を読み取り、いかにコース1周を速く走らすことができるかという競技です。
MCRプロジェクトの活動内容は自分のマシンを1台作り上げ、プログラミングを行い、最速マシンに近づけていきます。マイコんカーラリーの製作を通じてロボット作りの基礎となる「設計」、「加工」、「組み立て」、「回路」、「プログラミング」を学ぶことができます。
今回のオープンキャンパスでは、マイコンカーのデモ走行とマイコンカーについての説明をしました。コースは図のようなコースにしました。
大西智之君(電子機械工学科1年)と藤江啓太君(電子機械工学科1年)が中心になって、来場者への対応をしました。二人とも一般の人に対してマイコンカーの説明をあまりしたことがなかったので、しっかりと説明できるかどうか不安なところがありました。マイコンカーの大まかな説明をする方針で行くと決めましたが、その説明でいかに専門用語を使わず、簡単にするかというところで悩みました。
実際に説明をし始めると、緊張で説明が途中で詰まってしまうことはありましたが、悩んでいた専門用語を使わないで簡単に説明をすることはできたと思います。
一般の人に対しての説明を行う際には、自分がもし説明される側だったらという意識をもって説明をしなければならないこと、その説明をするためには、自分がどこまで理解しているかを知ることが大切であることを今回のオープンキャンパスで学ぶことができました。
多くの人に、マイコンカーラリーを理解してもらえれば嬉しいです。
レスコンプロジェクト(鮫島智樹君:電子機械工学科3年)
レスキューロボットコンテストは、大規模都市災害における救命救助活動を題材としたロボットコンテストです。競技フィールドにはダミヤンと呼ばれる人形がいて、その人形をいかに優しく、素早く救助できるかを競います。今回実演したのは、3号機のガレキ除去とダミヤン救助活動です。
来場者にレスコンの競技内容と、3号機の救助・ガレキ除去の仕方について説明しました。今回はあまり人が来なくて、説明する機会も少なかったのですが、その分落ち着いて説明出来たので良かったです。
ロボット相撲プロジェクト(西原琢也君:電子機械工学科2年)
佐伯拓哉君(電子機械工学科2年)と2人でオープンキャンパスの担当をやりました。全国大会の動画をビデオで流しながら、簡単な競技の紹介と実演をしました。
実演はOBのロボットと阿部史和さん(メディアコンピュータシステム学科3年)のロボットで行いました。実際に見てもらうとやはりロボットのスピードが印象に残ったようです。見学者の方達はスピードの他にも戦い方や、ロボットに使われている部分的な技術なども関心を持ってくれたようで、いろいろと質問がありました。ロボットに少しでも興味を持ってくれたようでなによりです。
ロボット相撲は相手のことも考えて戦略や設計をしていきます。とても難しいですが何より自分の思い通りに動いて相手に勝ったときが一番嬉しいです。初心者でも少しずつ技術を教えてロボットを一から作れるようになります。
知能ロボコンプロジェクト(廣田晋也君:電子機械工学科2年)
知能ロボットコンテストに参加する自立型ロボットを作成することを目標に活動しています。特徴は設計からハード面の作成ソフト作製まで、にひとりひとりが全てに携わって作ることです。中でも大変なのはソフトの作成です。知能ロボットは自立型のロボットなのでいかにプログラムがしっかりと書かれているかが大切になってきます。
今回の実演内容は、知能ロボットコンテストがどのような大会か、どんなロボットが出場しているのかを簡単に解説してから、自分たちのロボットの特徴の説明をしました。
残念ながら、今回はロボットは展示するのみとなりました。やはりロボットなので、動くとこを見ていただいた方が面白いし分かりやすいと思うので、来年は自分たちの作ったロボットをそれぞれ動かしたいです。
ヒト型ロボットプロジェクト
四条畷では、二足歩行ロボットの市販キット、オリジナル加工パーツなどの展示を行うとともに、来場された方には、操縦体験をしてもらいました。ほとんどの方が、二足歩行ロボットを操縦するのが初めてで、楽しんでいただけました。
廊下にモニターを出して、バトル大会の映像を流しました。こういうロボットを自分たちで作ることができるというのを、多くの方に知ってもらういい機会になりました。自由工房に入れば、未経験でも自分のロボットを作れるようになるので、興味がある人は積極的に参加してほしいです。