2014年度マイコンカーラリー試走会
2015年10月24日(土)に、関西圏の高校生を招き、マイコンカーラリー試走会を実施しました。1ヶ月後に控えた関西地区大会の調整の場として、コースを提供しました
メンバー感想
大西智之(電子機械工学科3回生)
私は、主催者を担当しました。今年の試走会は去年に比べて少し参加者が少なかったですがその分ひとりひとりが長時間マイコンカーの調整を行えたと思います。
この試走会を生かして高校生のみなさんは1か月後の大会に向けて頑張ってほしいと思います。
藤江啓太(電子機械工学科3回生)
私は、全体の役割の補佐をしていました。
今回の仕事の役割は、受付、計測、車検、誘導の仕事を後輩に受け継ぐことでした。しかし、1年生の一部の人は体調不良、2年生の大半は補講で、当日は仕事をできる人が少なく、引き継ぎがうまく行くかどうか心配でした。しかし、来ていた人はみんな、自らの仕事を全うしてくれました。人数は少なくとも、仕事の引き継ぎができたことは良かったと思います。
試走会全体の感想ですが、思っていた完走率より低いことが少し残念だったと思います。走らせていない私が言うのもどうなのかなと思いますが、基礎部分の調整が甘い気がしました。スピードを落として、基礎部分(カーブの角度やモータ出力)をしっかり調整するようにアドバイスを行いました。アドバイスした参加者は、なんとか一周走るようになっていたので良かったと思います。
反省としては、アドバイスする回数が少なかったことです。眠さのあまり、動けずアドバイスすることができませんでした。次回、このような試走会を開く際には、アドバイスを積極的に行って、少しでも力になれるようにしたいです。また、後輩に受け継ぐことをしていきたいと思います。
阪部佑磨君(機械工学科2年)
土曜日に電通大の工房で開かれた試走会に、MCRスタッフとして参加しました。試走会は、高校生から一般の方まで毎年多数の方に参加いただいております。
当日は、9時から受付開始なので、スタッフは朝8時ごろに自由工房に集合し、準備を行いました。私は、受付の横で車検を担当し、当日は、9時半から夕方の4時ごろまで来られた方に対応いたしました。
高校生の方主体で、今年の試走会は3校の高校生および、一般の方5名で、大会さながらのコースで午前は試走し、午後からの本番、計測(タイムアタック)に挑戦してもらいました。
私は、同じくスタッフの栄楽友裕君(電子機械工学科1年)とともに、午前中は、車体の坂道走行確認および車体高さの確認を行いました。車体の坂道走行確認は、実際のコースに出てくる(コース概要は大会当日まで秘密)坂のコースを模したアクリル板の坂道で各マイコンカーを走らせてもらい、その後、車体高さの検査(実際のコースで高架と平地が立体交差しているところがあり一定範囲内の高さでないと通れないため)を行いました。
前もって、割り振られた各マイコンカーの番号順に各高校の方に来てもらい、車検を行っていきました。BasicクラスAdvancedクラスともに車検をしてもらい試走に皆さん行ってもらいました。
各機体数々の特徴があり、実際に車検を行っている際もかなり変わったマイコンカーに遭遇してその機構やデザイン・独自カメラセンサー等自分自身結構参考になりました。
高校生の試走が終わってから一般の方に来てもらい、同じく車検を行い試走してもらいました。
車検に通す際、多少高さ制限に引っかかる機体も少しあり、制限範囲内でセンサーや配線の位置等調整して、試走に挑んでもらいました。
午後からは、本番の計測に先駆け、車体についているタイヤの幅の規定範囲内検査とタイヤの接着グリップ検査を行いました。タイヤの幅は“規定の範囲内のものか?”の確認で、タイヤの接着検査はグリップ力が上限を超えて“タイヤがMCR専用シートに完全に引っ付かないか?”を見る検査です。これも午前同様、高校生の方から一般の方まで順に来てもらい車検しました。これらは本番の大会の車検でも行われているもので正確にしっかりと各車体を検査して、皆さんに万全の状態で計測に挑んでもらいました。計測は、計4回行われ、皆さん調整に調整を重ね、タイムを競っておられました。
終わった後も午後四時半までコースを開放して、皆さんに楽しんでもらいました。
今回の試走会では、来ていただいた参加者の方への対応や、実際にマイコンカーの走行等を見ていろいろと勉強になりました。自分もよりステップアップしていきたいと思います。
橋本悠杜(情報工学科2年)
大会中は、記録係をしていました。完走率は低めだったと思います。
私としては、記録を行っていない時は車体回収と、レーンチェンジのポールが倒れているのを立てることをしていました。
記録係としての感想では、レースのゲートから発進して、最初の連続カーブの抜けた所でのコースアウトが多くて、次にレーンチェンジでの切り替えでのコースアウトが多い、試走会のコースだったと思いました。
本番では完走率が低いとは思いましたが、試走でもそこまでの完走率では無かった感じがありました。
岡本瑛歩(電子機械工学科1回生)
今回、私は特に目標を立てたりなどはしていませんでした。また、早退したので午後の部も見ていなかったのですが午前だけでも驚かされることが多々ありました。
まず、試走会に参加していた方の多くは工業科の高校生だったのですが持参していたマシンの完成度がとても高かったように思えます。
私自身、所属しているプロジェクトが違うので詳しくは分かりません。ちゃんと知っている人が見ればまだまだと言うのかもしれませんが、用意されているコースを
一周出来ているだけでも私はすごいなと思っていました。また、引率で来られていた先生方もマシンを持って来ていたのですがこのマシンも非常に速い上に安定して
走行しており、私はそれを見ながら終止圧倒されていました。
今回の試走会で高校生の方々の実力を目の前で見て、来年の新入生に期待すると同時に自分も負けないようにしようと思いました。
栄楽友裕(電子機械工学科1回生)
試走会で、各高校のマイコンを初めて拝見させていただき勉強になりました。
レスコンのロボットのベースとして、自分で車型ロボットを作ってみようと思っていたのでフォルムを参考にしたいと思いました。
担当した車検は思いのほか順調に進んだので苦労する事がありませんでした。
藤本創(電子機械工学科1回生)
マイコンカーの試走会で自分は車検を担当しました。
マイコンカーのルールなどが多少分かってよかったです。
三村祐希也君(電子機械工学科1回生)
今回、私は事前準備としてコースゲートの調整とコース設計を担当しました。また当日は画像処理マシンの調整を行っていました。
事前準備では、コースゲートが2レーン仕様だったので、1レーン仕様に変更しました。これを行うにあたり、中村祐一さんにゲート
の仕様とプログラムの内容を教えていただきました。簡単な仕様は理解できたので、後日簡易マニュアルを制作したいと思います。コ
ース設計では、カーブを重点に置いたコースを制作しました。コース構想としては、ある程度完走しやすくて、タイムを伸ばすには工夫
しないといけないという風にしていました。ですが当日、ふたを開けてみると思いのほか完走率が伸びませんでした。特に、BasicClass
の完走率が平年で考えても低く、予想に反する形になりました。コース難易度としては、特段難しいものではなかったと思います。参加者
の皆さんには、コースアウトは何が原因だったかを、しっかりと振り返っていただき近畿大会に備えてほしいです。
当日の画像処理マシンの調整は、夏のルネサス大会からの課題であった、”カメラの処理”についていろいろと試していました。当日、
何種類か処理を試してみたのですが、思うように認識ができず完走できませんでした。”カメラの処理”については試走会中に参加校の
方々から案をいただいたり、試走会後に思いついたものがあるので、もう少し処理を考えてみようと思います。
西尾昌征(機械工学科1回生)
高校生のマイコンカーラリー大会を1ヶ月後に控え、高校生や外部の方に本番を模したステージでタイムを計測していただくためのイベントを開催しました。
一般の参加者もいますが、ほとんどが高校生です。
自分は当日に計測担当のスタッフとして参加しました。
タイムを計測しながら、参加者たちのマシンを拝見させてもらいました。
高校生たちのマシンは外見が似ているものが多かったです。おそらく市販されているキットが使われていたのでしょう。それからカメラでラインを読み取るマシンを使っている者もいました。
一般の方々のマシンはすべて光センサーでラインを読み取るマシンでした。形や大きさはさまざまでした。
光センサーを使った高校生たちのマシンは19~20秒のタイムを出していました。しかし午後の計測の時にはほとんどが完走すらできませんでした。カメラを使ったものは一台を除いて完走できませんでした。
一般のマシンは完走率が高く、11秒で完走したものもあります。
試走会が終わって改めて考えると自分が今までいかに時間を無駄にしてきたかを思い知らされました。今、自分がやっているようなことを彼らは高校生のときにやっています。
そして、ぼやぼやしているといつの間にかレベルを離されてしまうと感じました。今後とも技術を高めるために精進していこうと思う。
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