電通大杯第7回マイコンカーラリー実行委員会スタッフレポート

学生が主体となり電通大杯マイコンカーラリー大会実行委員会を組織し、企画運営を行いました。学生主体の運営も3年目を迎え、先輩が後輩を指導し2回生が運営の中心となりました。
昨年度の経験もいかし、参加者証を来年度以降も使える形で作成するなど工夫をしました。ルネサス エレクトロニクス株式会社から、コースと計測装置をお借りして、全国大会同様の2レーンの併走式で競技うという新しい試みにもチャレンジしました。
過去最多出場者数となった競技会を無事に終えることができたのも、運営にご協力いただきました皆様方のおかげです。ありがとうございました。

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スタッフ感想

三原和也君(通信工学科3年)

今回の電通大杯で実行委員長をしました。僕は大会の運営に専念するため選手としては参加しませんでした。

去年の電通大杯において副実行委員長をして、当日までの工程管理と書類準備をしました。その経験を生かして、今回は週に1回ミーティングをし、進行状況を確認、指示と書類の不備のチェックをしました。去年の自分が作った書類をテンプレートにすることで、去年に比べて書類等の管理は比較的簡略化することができました。

今大会は、去年のアンケートに「会場が小さい」という意見をいただいたことと、終了時間内に終われなかった点を改善することを考えて運営しました。

はじめに、マイコンカーラリー競技を主催しているルネサスエレクトロニクス株式会社に連絡を取りました。理由として、現在の自由工房が持っているシステムでは、一台ずつの計測しかできないためです。ルネサスに二台併走できる計測システムを貸していただけたら、運営がスムースになると思ったからです。結果、ルネサスエレクトロニクス株式会社との協賛により、今大会を開催することができました。

ルネサスからコースと計測システムを貸与できたので、会場を1月の初旬に押さえることにしました。この競技の特性上、会場に広く水平なスペースが必要です。適切な場所がなかなかありませんでした。候補として三つの案がでてきましたが、実際に会場を視察に行くと、コース設営ができるのはエデュケーションセンター(J号館)1階しかありませんでした。駄目元で室長にお願いすると確保することができました。

選手の控え室としては、通常授業として使用している教室を控え室としました。

これまでと会場を変更することになり、会場の太陽光による紫外線対策が甘かったことが当日になって分かりました。来年開催するときは、後輩に対策してもらいたいと思います。

またルネサスにお借りした計測システムの詳細が分からなかったので、来年はリアルタイムに表示できるようにしたいです。

大会当日は、審判長として審判していたのですが、来年する場合は審判長の交代要員を用意するべきだと思いました。

僕の課題として、去年と今年の大会運営する上で、大会運営の書類等のテンプレート化にすることはできたのですが、大会運営のノウハウは資料化できていないので、資料化したいと思います。

大西祐喜君(通信工学科3年)

今回の電通大杯は、前回の参加人数より更に人数が増えると実験棟では厳しいということでJ号館の食堂にコースを敷いて大会を行いました。参加台数は120台を超え、コースも80メートル級で並走しました。会場も広い場所で行ったので大会らしくできて良かったです。

私は選手登録してるので、当日は車検の手伝いをしていることが多かったです。今大会は3階の教室を選手の控室にしており、車検を3階で済ませてから1階に選手を誘導するという形を取っていたので、選手の呼び出しや整列にスタッフがたくさん必要になりました。

車検が終わった選手を奇数と偶数に分けた番号順で席に座らせるのですが、事前に番号を書いた紙を席の上においておらず、養生テープの上に手書きで対応したので分かりにくかったと思いました。来年も電通大杯を開くのであれば今回の反省点を改善してより良い大会にしていきます。

清家悠太郎(電子機械工学科2年)

私は受付を担当していました。反省点は主に準備不足だったことにあります。

受付場所があいまいだったり、ペンの準備ができていなかったり、選手の方に番号を書いてもらうスペースを用意していなかったりで、少々混雑してしまいました。次に機会があるときはこの経験を活かしていこうと思います。

今回の電通大杯は、初めての試みも多かったのですが、会場準備、大会当日、後片づけすべてが前回よりも大変でした。それでも思っていたよりもスムーズに進行することができていたのでよかったと思います。

西原琢也君(電子機械工学科2年)

今回は、実行委員としてUstreamの配信担当で大会運営に参加しました。

僕個人の反省としてはUstreamの配信で最初手間取ったところです。家で練習したときは配信にはソフトを使って行っていたのですが、当日はソフトがうまくカメラを認識できずにどうしようか考えて最終的に別のソフトを使ってやりました。

大会の映像は配信できました。しかし、音声を取るとノイズが酷かったり音が小さかったりしたので音を消してでの配信になりました。配信方法に関しては何種類か用意しておくべきでした。

また、電通大杯の次の日に別の大会へ参加する予定となっており、そちらに気を取られてあまり電通大杯の準備に参加することができませんでした。実行委員としてはあまり活動できなかったので、何事にもちゃんとスケジュールを立てて行動することを心がけたいです。

学生のうちにこういう大規模な催し物を運営できる機会はあまりないので貴重な経験になったと思います。

平戸祐司君(電子機械工学科2年)

私は、電通大杯に計測班のスタッフとして参加しました。前日にルネサスソリューションズの大塚さん、島津さん、自由工房の先輩方の説明を聞き計測の機械の操作を覚えました。

レースの計測の流れは、スタートバーを下ろし、機体の準備ができたらスタートボタンを押す。二人ずつタイムを測って、測定したタイムを用紙に記録する。という手順でした。

レース中は受付、車検、誘導の各スタッフ達と連携を取っていました。競技の時間計測と記録、1レースの経過時間を用紙に記載しながら、トランシーバを使って、連携を計測班二人でするのは、自分でやっていて面倒でした。次回は、ここは人員を増やして欲しいと思います。

自分はトランシーバで連携がしっかりできていないと思いました。雑音が酷くて聞き取れませんでした。三原さん、中井さん、上殿さん、安慶名さんの指示内容をうまく伝えられない時がありました。レース運びが悪くなり選手が困ってしまうので、主催してる側の行動として良くありません。レース中ということもあり、三原さんと中井さんが忙しいのは分かっていましたが、状況を見て伝えることが必要だと思いました。

次の大会では、自分の勉強しているプログラムで計測をしたいと思います。

廣田晋也君(電子機械工学科2年)

私はマイコンカーラリー大会に初めてスタッフとして参加しました。メインの役割は選手の誘導でした。それ以外に受付の手伝いなど個人的には積極的に動けたと思います。

今回テンポよく誘導でき、予定も大幅に早まりましたが一回目に選手を集めた際に手際の悪い部分などがありました。反省すべきところとなりました。

準備や片付け運営の手伝いなど人数が少なく大変なことがありましたが、非常にやりがいがあり周りと助け合いながら楽しくできました。また次やるときがあれば手伝いに参加しようと思います。

大西智之君(電子機械工学科1年)

スタッフとしては、コースの設計を担当させてもらいました。今回の大会では、初めての大型のコースということで78mという大きなコースになりました。先輩や、ルネサスエレクトロニクスのスタッフさんにも意見をいただきながら完走しやすいコースを目標に設計をしました。しかし、アンケートでは長すぎるなどの指摘もいただき、まだまだ考慮することが必要であることを理解することができました。個人的にコースを設計することはとても楽しいのでこれからも勉強して楽しいコースを作りたいと思います。

選手としての結果はよくないものでしたが、他の参加者のロボットを間近で見ることができて良い刺激をもらえることができました。

柏原颯人君(電子機械工学科1年)

計測を担当しました。計測システムを前日しか触れなかったため、時々操作ミスをしました。それに関しては少し失敗したと思います。計測係なので、近くで色々なマシンを見ることができました。どのマシンも速かったです。

大会後の片付けなどはスムーズにいけましたが、準備不足の部分が気になりました。

近藤 吏君(電子機械工学科1年)

今回、車検の担当をしました。

同じ競技を目的に作っているはずなのに、個々の機体ごとに個性があるのが不思議でした。その複数の方法があると言う事実は、自分がレスコンで機体を作る際にいいアイデアの元になると思います。

高木裕一郎君(電子機械工学科1年)

自分は、午前中は受付スタッフでした。初めて受付スタッフをしたので、緊張していました。

準備をしている途中で受付をする人がきて、冷静に対応することができませんでした。9時ごろになって参加者がたくさん来て、リストで参加者の名前を探すので精一杯で参加者の対応は先輩にほとんど任せていました。

途中から、受付のやり方を変えてなんとか参加者に応対することができました。10時ごろになるとあまり参加者が来なくなってだんだん暇になっていきました。

昼飯後は、受付スタッフから部屋管理スタッフに変わりました。何をすればいいかわからなかったので、ずっと出入り口のそばで立っていました。先輩から指示があって、誘導スタッフの手伝いするように言われ、初めはやはり何をすればいいかわかりませんでしたが、だんだんと分かってきて、大会が終わるまで誘導スタッフの手伝いをしていました。

終わった後、懇親会で楽しみました。今回の初めての電通大杯でのスタッフは、とてもたいへんでした。この経験を来年に生かしたいです。

藤原君

私は最近この自由工房に入ったということもあり、初めてのイベントでした。この競技に出場していませんが、関われてよかったです。

電通杯は、私が本学のオープンキャンパスに行った時に、自由工房に見学してポスターが貼ってあるのを見て知っていました。「こういう大会があるんだなぁ」とその時に初めて知りました。

今回、電通杯にスタッフとして参加して、私が思っていたよりすごく多くの人がこの電通杯に出場していたので、驚きました。大阪だけではなく他県から来られる方もいて、それほどこの大会出場に力がはいってるんだなぁと思いました。

私は、この大会ではカメラマンとして関わりました。大会の様子などを撮影しました。撮影しながら、「みんなこの日のためにマシンなどの調節、ケアなど人それぞれして、それ程、力に入れてるんだなぁ」と感じました。

スタッフとして大会運営をして、いつかは自分が作ったロボットがこういう大会に出て入賞できればいいなぁと思いました。

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