電通大杯 第8回マイコンカーラリー大会 レポート

2015年2月21日(土)に、大阪電気通信大学寝屋川キャンパスで電通大杯「第8回マイコンカーラリー大会」が開催されました。今回の電通大杯は前回に引き続きJ号館の食堂にコースを設営しました。前回同等の100名近い参加者を迎えた開催となりました。

新しい試みとして、大阪電気通信大学の保有する“電chu!”という配信を専門に行う団体に電通大杯のWeb配信及び会場控室での配信を委託しました。配信には何百万円もするようなプロの機材を多数用いており、非常にきれいな映像で配信が行われておりました。

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スタッフ感想

藤江啓太君(電子機械工学科2年)

今回の電通大杯で、私は実行委員長を務めました。電通大杯の実行委員会立ち上げ時は、実験レポートや技能検定の受講、教職科目があったので、裏方で仕事をする予定でした。しかし、大会の一週間前に実行委員長を務めていた大西智之君(電子機械工学科2年)の事情っで、急遽実行委員長を引き継ぎました。

大会一週間前ということもあり、全ての把握ができず仕事内容を確認しできていない部分は先輩に手助けしてもらい何とか大会に臨めるようにしました。

大会当日は、朝から大変でした。

各役職に対して指示をする量が多く、自分自身が指示できない状況に陥ることも数回ありました。また、各役職との連携がうまくいかず、自分で確認することもありました。

来年度は、実験や課題でさらに忙しくなるので、どのように動いていくかを考えていきたいと思います。

大西祐喜君(通信工学科4年)

今回の電通大杯で、私はスタッフとして主に選手の車検チェックや細かい雑用などを行いました。

車検では車検台の坂の長さが足りないのでセンサ部分及びセンサーアームの接触に関しては見ずに、車体部分の接触がないかのチェック及び、車高チェックのみとしました。

タイヤの粘着度チェックに関してもスムーズに車検を行うために省略し目視で確認し、シートが剥がれてる方には対策をお願いしました。電池のチェックに関しては参加者の方がJMCRのルールに則っているものとし、チェックは一切行いませんでした。

選手を誘導する際、高校生Bの選手表に番号割付のミスがあり少し誘導にトラブルが起きました。事前に資料に目を通し、確認すれば良かったと思いました。

その他にも計測器にトラブルなどもありましたが無事大きな問題の発生することなく電通大杯を終える事ができて良かったです。

現在、自由工房内でマイコンカーをやっている人数が減少し、自由工房全体としてもメンバーも減少しているため、もともと人手が足りないところさらに不足する傾向にあります。そのため、来年の電通大杯の開催は未定になっています。

私は今年度で卒業します。来年度は選手としてもスタッフとしても参加できませんが規模を縮小してでも電通大杯を続けていってもらいたいと私は思っています。

三原和也君(通信工学科4年)

第8回電通大杯において実況を担当しました。

今回、大学のデジタルゲーム学科の電chu!とのコラボで、電chu!のスタッフからマイコンカーについて聞かれたことに対して答えながら実況しました。

司会や審判といった説明する仕事は今までもしてきましたが、実況中継は一段と難しかったです。今回、電chu!のもう一人の司会役の人に誘導してもらえたのが幸いでした。

時間の都合や参加者の調整を考えると、参加者全員にインタビューができず、数名の親しい先生方にだけインタビューしました。もっと多くの方にインタビューできなかったのが悔しいです。

来年度も電chu!とコラボするのであれば、その辺の調整もして参加者インタビューを増やしてもらいたいと思います。

私は4回生なので、これが最後の電通大杯です。後輩たちの運営が十分ではないにしても、ちゃんと大会を運営できているのを見られてよかったです。

私が入学した当時に比べて、大会の参加人数も増え、大会の規模も大きくなってきました。運営するのが大変だと思います。今回も審判やコースの片づけを手伝ってもらい色々な人に助けてもらいながら運営できました。

毎年、大会を開催するたびにいろいろと問題がでてきますが、これからも継続して開催してほしいと思います。

最後ですが、参加者ならびに電chu!スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

清家悠太郎君(電子機械工学科3年)

前回、前々回と同じく受付を担当していました。もう3回目なので、受付に関しては特筆することはなかったと思います。

私が忙しくなったのは受付が終わり、大会が始まる時でした。3階と1階との情報共有を行ったり、誘導の状況見て指示を出したりしました。

特に誘導に関しては予想以上に早いペースで進んでいったため結構慌ただしかったと思います。

今回の新しい試みとして電chと協力した動画の配信や1階の状況を3階のスクリーンに表示するといったことを行いました。

去年まではタイムを表示するだけというものでしたが、解説実況やリアルタイムでの映像提供などがあったため3階の控え室もとても賑わっていて、より大会を楽しめたのではないかと思います。

もし、来年も大会を行うのなら、ぜひもう一度協力してもらいたいなと思います。

多少スケジュールが合わなかったり慌ただしかったりしましたが、無事大会が終了しよかったと思います。

西原琢也君(電子機械工学科3年)

昨年の電通大杯では動画配信の役割をしていました。今回は、配信を外部のスタッフに委託したのでカメラ記録係りになりました。

役割上、大会本番まで仕事がありませんでした。なのでコース設置や片付けなど人数が必要なこと等はなるべく手伝うようにしました。

大会の日は主に会場の様子の写真を撮りました。控え室や受付様子なども撮りたかったのですが、時間の関係や逆光などでうまく写せませんでした。前日までに必要な写真の種類や位置取り等を考えておけばよかったと思います。

カメラ越しにですが、大会参加者の車体を見ることができました。去年見た車体と少し違っていたり、独特な構造や配置等をしている車体がありました。特に画像処理の車体は全員が個性を出している車体なので、見ていて面白かったです。

今回は大会の翌日に別の競技の大会に参加することになっていて、ゆっくりと準備できませんでした。来年度もあるなら今回と比較すると時間がゆっくりとれるので、しっかりと準備して望みたいと思います。

平戸祐司君(電子機械工学科3年)

電通大杯は、楽しかったです。役職は計測で、選手の持っている機体がスタートからゴールまでの時間を測って記録し、紙にまとめました。そしてタイムの速い人の順位をつけるところまでやりました。

最初、この仕事を私は正直やりたくありませんでした。去年の電通大杯を振り返ると、計測のミスで本来の順位と違った順位を提示してしまったからです。周りの人にも迷惑をがけたことと、自由工房内の雰囲気も悪くなって、自分でも悪いことをしてしまったと思っていました。今回も抜擢されましたが、やりたくなかったのと、やりとげられるのかなと心配しました。

今回は中村さんの計測システムを使用したので、去年よりやりやすかったです。仕事をやり遂げられてよかったです。

私たちは大会を主催する側なので、サポートするという経験をすることができました。この体験はこれから先でも生かせていけます。達成感を忘れずに、来年も電通大杯やりましょう!

廣田晋也君(電子機械工学科3年)

私は、今回案内や受付などを行いました。今年は連絡不足や事前の準備不足が多々あるように思いました。その結果、案内がスムーズにできずグダグダとした場面がありました。また、表彰状の作成にも時間がかかりました。

しかし下級生、上級生ともに積極的に動いており良くやっていたと思います。今回、初めて導入された動画の配信はとても良かったです。

次回行うときは、事前の話し合いを増やし、スタッフ人員を増やしたほうがよいと思います。

柏原颯人君(電子機械工学科2回生)

計測係をやりました。計測係は3人だったのでストップウォッチで計りました。1台ずつ計るので個々のマシンの速度を実感できました。相変わらず画像処理は凄かったです。画像処理のプログラムなどに興味が湧きました

近藤 吏君(電子機械工学科2年)

今回の電通大杯は参加人数も多く、スケジュールも余裕がないので出場者の機体を見て参考にするといった時間がありませんでした。けれど、参加者がそれぞれ違うマシンを作っていることは、同じレースで同じ目標なのにもかかわらず差が出る点で考えさせられました。

私もレスコンで、少しでも個性的な部分のある機体を作りたいと改めて思いました。

?木 裕一郎君(電子機械工学科2年)

今回は受付をしていました。受付は9時から始める予定でしたが、9時になる前から出場者たちが来て、対応するのがたいんへんでした。

11時ごろになると、だんだん受付に来る人が少なくなり、落ち着いいたとき、眠気がきました。午後になると受付の仕事がなくなり、暇になったので、誘導のスタッフの手伝いをしていました。誘導スタッフのどんなに大変かがわかりました。

電通大杯が終了すると出場者が帰り、マイコンのコースを片づけを行い解散しました。

董和也君(電子機械工学科2年)

今回も前回の大会と同じ誘導の仕事をしました。仕事を振り返ると、前回に比べて順調にいきませんでした。

問題点は、出場選手を途切れることなくレース会場に送り出すことです。選手と選手の間に待ち時間が生じたことが反省点です。次回の大会に向けて、改善できるところは直していきたいと思います。

また、今回できなかったことを、次回に担当する人にも伝えてきたいと考えています。より良い大会となるように頑張ります。

能㔟賢人君(工学部電子機械工学科1年)

私は、車検を担当しました。車体のチェックは大西祐喜さん(通信工学科4年)が行い、私が車検に通った人にシールを渡し、名前を確認しました。

今回、車検が終わるとやることが少なくなるので、人数が足りないところに人員を回せることがわかりました。他にも、そういう担当があるのではないかと思いました。

次回開催のときは、全体のスケジュールと担当別のスケジュールがあれば便利だと思います。

向井 誠嗣朗君(工学部電子機械工学科1年)

今回、僕はスタッフとして参加しました。

僕に与えられた役割は車検でした。車検は試走前の1回と、競技前の1回で、1台のマシンあたり2回ずつ行いました。

車検スタッフは十分だったこともあり、僕は主に誘導スタッフと車検スタッフ間の情報のやり取りを行っていました。まだ来てない人の番号や人数を伝えたり、競技の進捗状況を伝えたりする役割です。

試走前の車検では、車検場所を用意された二つの控え室の前の方の席にそれぞれ設置しました。しかし、どうやら目につきにくかったらしく、車検場所がどこかということを何度も聞かれました。

そこで、競技前の車検では車検場所を一つに統一し、エレベーター前に移動させました。これにより、車検を行っているスタッフは大変そうでしたが、人数管理は非常にやりやhすくなったと思います。

車検を終えた後、僕は番号確認、人数チェックの方に回りました。番号を確認して、指定された人数を下に送るといった仕事です。ここまでくると、スムーズに回るようになっていました。

他にも表彰状を刷りに行ったりと、仕事が絶えることはありませんでした。とても大変でしたが、今後開くであろう大会のためにも良い勉強になりました。

次回、また大会を開くことになるなら、スタッフの増量は絶対に必要だと思います。また、以前と同様、車検道具の「坂の距離が通常より短すぎること」の改善もやはり必要だと思います。

ほかにも大会の上位結果をスクリーンに映すために、ログとして結果を残すなど案はいろいろありますが、まず上の二つを改善することが一番だと思いました。

僕自身の反省点として、大会事前の準備日までのお手伝いを積極的に行っていなかったことがあります。今回のような大きなイベントを、少人数で企画することは骨が折れたと思います。この時にもう少し手伝えていたらよかったと思いました。

僕は、以前行われたマイコンカーラリーの試走会のスタッフをしたことがあったので、僕は自分の役割について理解できていたと思います。しかし、スタッフの中には自分に与えられた仕事がよくわかっておらず、あたふたしている人いたようです。事前に、役割についてもう少し詳しい説明がされていればよかったと思いました。

中尾隆幸君(環境科学科1年)

大西智之さん(電子機械工学科2年)から大会の走行コース作図の依頼があり、原案を作成しました。

一度コースを作図したものの、すべてのコース課題を盛り込む必要があったため、大西智之さん、三原和也さん(通信工学科4年)、藤江啓太さん(電子機械工学科2年)に図面確認と修正の指摘をしていただきました。

また、後から分かったことですが、それでも十分ではなかったそうで、コース長が内外差ほぼ等しくなる微調整が行われました。

大会当日は、藤江さんが大会運営指揮者となり、私は指示をらってスタッフ業務を行いました。私の立場ではもうほとんど流れ作業だったため、皆さんよく動いていたとしか言えません。素晴らしかったです。

大会後に懇親会を開催するため、懇親会スタッフが自由工房で準備も別に活動していました。いろいろ皆さんよく頑張られたと思います。

私は、マイコンカー班や、その他いろいろとの掛け持ちで活動していますが、今後もできるだけ頑張りたいと思っています。

大会に出場するだけではなく、運営スタッフを経験していろいろ勉強になりました。参加できてよかったです。ありがとうございました。これらの経験を次に活かしたいと思います。

上神健二君(電子機械工学科1年)

僕は今回初めて、スタッフとして電通大杯に参加しました。大会を終えて、無事に終われて良かったと思いました。

僕は「計測」という役割で、主に競技開始の合図に合わせてゲートを開けるのと、競技者のタイムを記録するという役割をしました。計測係は僕を含めて3人いて、詳しい仕事内容は大会当日の朝に聞きました。去年とはゲートの扱い方が変わったみたいで、もしゲートに不具合が起きたときはゲートシステムを手掛けてくださった中村祐一さん(電子機械工学科4年)しか直せないということでした。大会直前の試走のときから不安でたまりませんでした。

幸い計測スタッフが協力し合えたので、なんとか大会終了まで問題はおきませんでした。

大勢が参加している大会なので、問題が起きてもおかしくなかったのではないかなというのが本音です。来年は少なくとも自分の役割の詳しい内容を大会前には把握し、どんな問題が起きた場合にも対処できるように準備しておく必要があると思いました。

大会の主催者側という立場上そのくらいのことはしないと、大会のために時間をかけてマイコンカーを制作、調整してきた参加者に対し失礼だなと思ったからです。それが今回の電通大杯を終えて強く思ったことです。

反省点はそのくらいで、今大会の出場ロボットからプログラムの面で自分が制作している知能ロボットに活用できないか期待していたのですが、計測が忙しテクじっくりロボットを見ることができませんでした。

しかし、一つ得られることがあって、それは優勝するようなロボットは優勝するまでに何年もかかっているということです。この事実を改めて確認できたことは大きいと思います。さっそく自分のロボットの制作に取り掛かりたい気持ちでいっぱいです。

6月の知能ロボコン大会まで頑張ります!!

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