「ロボファイト17」レポート
2016年8月7日、大阪工業技術専門学校 ものづくり館にて「ロボファイト17」が開催されました。自由工房からは4体のロボットが出場。関 悠伍君(電気電子工学科2年)が優勝、森下英治君(情報学科1年)が4位と素晴らしい成績を残しました。
メンバー感想
関 悠伍(電気電子工学科2年)
ロボファイトは、SRCという規格に基づいた大会の中では最大級のものであり、個人としては、昨年と同様、入学時からこの大会での優勝を目標のひとつに掲げて努力してきました。
私のハードラックは、サーボモータの種類の変更により、昨年参加した前作よりもデザインが良くなりましたが、サーボに合わせて動作電圧が下がった影響により、性能が少し落ちた状態となっていました。
今回のロボファイトは、トーナメント表ではシード枠に入っているなど恵まれ、無事に事故も起こすことなく準決勝まで進むことができました。準決勝では、今年4月より入学した1回生と勝負し勝利を収め、後輩にまだまだ経験が浅く未熟であることを理解させるとともに、復讐心という名のやる気をつけさせることができたと思います。決勝戦も自分が思った通りにロボットを動かすことができ、去年達成できなかった優勝を勝ち取ることができました。
私は、高校生からヒト型ロボットの制作に触れさせていただいているため、今年で5年目となります。5年間、さまざまなロボットに触れ、やっとここで1つの結果が出ました。自分の好きなものを追い続ける大切さを改めて実感できたともに、ここまでの自分を導いてくれたたくさんの方々に感謝したいと思います。
来年度は、優勝した者として再び出場することになります。来年度も、自分を前進させる経験となる大会にできるよう、これからの活動を大切にしたいと思います。
森下英治(情報学科1年)
私はロボファイト17にGraphiteという名前のロボットで出場しました。
準決勝で去年の準優勝者である先輩と当たり、負けてしまい、3位決定戦でも負けてしまったので4位という結果で終わりました。未熟な私には銅メダルすら似合わないということなのでしょう
ロボットを作る際、半端なモノは作らないと決めていました。なので、どうすれば強くなれるのか先輩方に尋ね、多くのことを教えてもらいました。本来、レスキューコンテスト用に一から作っていたモノなのですが、バトル用に変更し改造したものです。なので、バトルには不向きな形状や機能があったりするのですが、かなり高い戦闘力を持ったロボットになったのでこのロボットで出場することにしました。しかし、いくら先輩方のアドバイスを受けたとはいえ、ほとんど自分一人で作ったロボットなのでいくつかの無駄や欠陥があったりします。それらは次回に向けての反省点とします。
私はここ自由工房に入るまではロボットには興味はありましたが、ロボファイトのような大会やイベントには参加したことがなく、こういった大会は初めてなので凄く緊張していましたが、先輩方の応援や付き添い(サポーター)をしていただいたので、安心して試合することができました。
来年も出場します、そのときは優勝する気持ちで挑みます。
三谷一輝(情報学科2年)
私は、サクヤというロボットで参加しました。
今回、私は大会に向けて、サーボの交換をしました。最初、肩ロール軸のサーボモータはスピードタイプのものを使っていました。しかしこれでは、肩のトルクが足りず相手を持ち上げることができませんでした。そこで肩のサーボをハイトルクタイプに変更しました。その結果、大会でも相手を持ち上げることができました。
また、脚のサーボのギヤが練習の時によく欠けてしまいました。そこでサーボをベアリングではなくブッシュに変更しました。そうすることで、大会中にギヤが欠けることなく動かすことができました。
しかし、大会の結果はベスト8でした。負けた理由は操縦技術がまだまだで、練習不足だったからだと思います。次の大会には、練習を重ね万全の状態で挑みたいと思います。
尾西 克之(情報学科2年)
私は、フロストという機体でSRC規格の大会に参加しました。去年も同じ大会に出場しましたが、その時は2回戦で負けてしまいました。
それから1年がたち、ロボットも独立足からリンク足への変更などの改良を加え万全の態勢で大会に臨みました。
結果はベスト8という結果でした。初戦は不戦勝、準々決勝で敗北しました。
準々決勝では、ロボビーX(機体名)と対戦しました。1ダウンは取れたのですが、中々隙をつけず敗北してしまいました。
個人的には、ロボットの大会でここまで勝ち上がれたことがなかったので、ベスト8まで勝ち上がれて良かったです。
試合中に緊張してしまい混乱してしまいそうになりましたが、サポーターのお陰で何とか冷静に戦う事ができました。
今回の反省点は、操縦技術がまだまだであったということです。モーションの方は今までにないくらいに完璧でしたが、それを活かしきれていないように思いました。
まだ今後もこういったバトルの機会はあると思うので、それに向けてロボットの調整はもちろん、今回の反省点である操縦技術の方も鍛えていきたいと思います。