「ROBO-ONE 認定大会 in 神戸」レポート

2019年7月28日、大丸神戸店において開催された「ROBO-ONE 認定大会 in 神戸」に自由工房から2名が参加しました。3kg級に出場した吉田 拓斗君(機械工学科3年)が優勝し、9月28日に開催される「第35回 ROBO-ONE」の決勝出場認定権を獲得しました。

メンバー感想

阪上遥希(電子機械工学科3年)

ハロウィンのカボチャをイメージした頭、腕に付けた大きなヘラが特徴の「八咫烏(やたがらす)」で出場しました。機体カラーはオレンジです。

世界大会ROBO-ONEの決勝トーナメントに進出するため、優勝を目標にして参加しました。大会中に不具合が出ないよう機体のネジ締めやモーションを入念に確認しました。モーション作りも攻撃した八咫烏が倒れてしまってはいけないので、攻撃した後に倒れないよう何度も試行錯誤し作りました。

一回戦は自分の機体のヘラが相手の機体と相性が良く勝ち星を上げる事ができました。しかし、二回戦はコントローラーの不具合が原因で思ったように戦えず負けてしまいました。

ROBO-ONEの認定大会は来週もあるので、優勝目指して機体のネジ締めやモーションを入念に確認しておこうと思います。

吉田 拓斗(機械工学科3年)

ほかのロボットには入っていないような独自思考の関節を搭載。機体の重心を下げて攻撃を繰り出すことができます。また、機構の構成部品のほとんがポリカーボネート樹脂になっており、これも今のヒト型ロボットの界隈ではあまり無い材料選択に挑戦しています。ロボットの名前は「>(デクレッシェンド)」です。

現在の技術力を確認し新たな技術の発見と模索のため参加しました。年2回開催される二足歩行ロボットの競技会ROBO-ONE決勝トーナメント出場権が貰える認定大会なので、優勝を狙いました。

大会の競技内容が相手を倒す(ボクシングのような内容)ルールなので、相手に倒されないようにロボットが倒れそうになったら反対方向に体を持っていくような姿勢制御に力を入れました。また、試合中に傾斜数値を保管し試合をすればセンサーの値が最適化されるプログラムの開発に力を注ぎました。

全国大会の決勝トーナメント出場権が手に入る大会のため、全国各地から参加する方も多く、地域独自の戦略や設計思想など自分の選択肢の幅が広がったと実感しています。2日連続で大会が行われたのですが、1日目で得た参加ロボットの情報から優勝に繋がる戦略が見つけられたと思います。

今回優勝する際に使った戦略は他の選手には通用しないと思っているので、今回を超える更なる戦略を見つけたいと考えております。小さな穴を塞ぎ昨日より強いロボットになるよう技術力の向上に努めたいです。