「ROBO-ONE関西認定大会 in 松坂屋高槻店」レポート
2019年8月3日、松坂屋高槻店において開催された「ROBO-ONE関西認定大会 in 松坂屋高槻店」に自由工房から3名が参加しました。井澤眞人君(電子機械工学科2年)の「いなり」が優勝し「第35回 ROBO-ONE」決勝出場認定権を獲得しました。
メンバー感想
井澤眞人(電子機械工学科2年)
「いなり」は、大きな爪が付いた手を肩に積んだトルクサーボ2つで振り上げて、相手を倒すことをコンセプトにしています。メカメカしさよりもキャラクターを作り上げ、子ども受けを意識しています。
第35回 ROBO-ONEの決勝出場認定権の獲得を目標にしていました。優勝できてよかったです。
優勝するために、ロボットの整備を念入りに行い、地方大会があれば極力参加し相手の研究を重ねてきました。また操縦練習もしっかりとやりました。
大会は全体的にレベルが上がってきており、今まで通りではこれから先は結果を残せないと感じました。
そのため、次回のROBO-ONEでは新機体を製作して出場したいと考えています。現在、新機体に搭載する新しい武器の開発中です。
阪上遥希(電子機械工学科3年)
ロボット「八咫烏」は、ハロウィンのカボチャをイメージした頭に、大きなヘラを腕に付けています。機体のカラーもオレンジを使っています。
今回は、世界大会ROBO-ONEの決勝トーナメントに進出するため、優勝を目標にして参加しました。
大会中に不具合が出ないように機体のネジ締めやモーションを入念に確認していました。モーション作りも攻撃した自分が倒れてしまってはいけないので、攻撃した後倒れないように何度も試行錯誤し作りました。
一回戦は相手の機体が攻めて来たところを狙って勝ちました。二回戦では自分が逆の立場になってしまい、焦って攻めたところを何度も狙われ負けてしまいました。
世界大会ROBO-ONEの認定大会は、明日8月4日にもあるので次こそ優勝目指して機体のネジ締めやモーションを入念に確認しておこうと思います。
吉田 拓斗(機械工学科3年)
ほかのロボットには入っていないような独自思考の関節を搭載。機体の重心を下げて攻撃を繰り出すことができます。また、機構の構成部品のほとんがポリカーボネート樹脂になっており、これも今のヒト型ロボットの界隈ではあまり無い材料選択に挑戦しています。ロボットの名前は「>(デクレッシェンド)」です。
全国大会ROBO-ONEの参加選手の情報収集と自由工房ヒト型ロボットプロジェクトメンバーの技術的サポートが目的で参加しました。全国各地から選手が参加しているので選手の対策を研究し、今後の活動に取り入れ技術力向上に役立てたいです。
出場するにあたり、操縦練習をメインにロボットフレームの状態を確認をしました。フレームの曲がりやネジ1本のゆるみすら影響に出る精密機械なので、制御の精度を高めるために必須です。確認は隅々まで入念に行いました。
大会成績はベスト4でした。7月28日に神戸で開催された認定大会で全国大会の決勝トーナメント出場権を獲得したので、新たな戦術を試したり出場ロボットの動きを確認しました。準決勝で自由工房のメンバーと戦い負けてしまいましたが、チームとしてはいい方向になったと思います。大会を通して自分のレベルを再確認することができました。
全国大会に向けて、ロボットの操縦練習と戦術の幅を広げ、技術の向上のため努めたいと思います。