第38回ROBO-ONE レポート
2021年2月28日(土) 第38回ROBO-ONEが開催されました。今大会はCovid19感染拡大防止のためリモートによる大会となりました。
自由工房からは、吉田 拓斗(機械工学科4年)が「<(クレッシェンド)」で出場しました。
メンバー感想
吉田 拓斗(機械工学科4年)
見た目では青いパーツとLEDが目立ちます。ロボットの手先には大きなハサミがついていて、手で掴んだ相手をエイッとなぎ倒す攻撃が必殺技です。
ロボットの腰から下の機構部分には、長穴減速機構という入力軸と出力軸の間にスライド機構があり、可動域と稼働速度を半分にすることでトルクを2倍にできるように設計しており、機械的なコンセプトになっています。
今大会から、腕に自作のサーボモータを使用しており、製作には本大学の3D造形センターで加工していただき、サーボ性能を用途に合わせて調整することが可能になりました。
自作サーボモータの性能評価と、モーション製作に新しいバリエーションを発見を目標にして大会に参加しました。
今大会はリモート開催のため、試合はロボット相手ではなく、ペットボトルを仮想敵として点数を競うものだったので、今まで作ってきたモーションでは競技になりませんでした。リモート大会用のモーションを作るのには、非常に時間がかかりました。
慣れないリモート競技で、今までの大会とは必要とされる技術が別だと思い知りました…。今回経験したことをオフライン競技で使えるようになれば、優勝を狙えるのではないかと思いました。
ロボットの操縦練習と戦術の幅を広げ、技術の向上のため努めたいと思います。