「白浜ECO-CARチャレンジ2022」レポート

2022年9月23日に「白浜ECO-CARチャレンジ2022」が開催されました。自由工房からは、ソーラーカー部門アドバンスクラスにOECU Solar Team Ku-On」としてFortima P2で出場し、Passion & Effort賞を受賞しました。

URL:https://www.facebook.com/Shirahama.Eco.Car.Challenge/

メンバー感想

田尾悠人(機械工学科4年)

自分は、エントラントとしてチームに貢献しました。去年度のマシンからシャシーに使用している素材を木材から桐にカーボンを積層した材料を採用した軽量化、流体力学的空気抵抗の解析を重ね形状の最適化などのポイントにこだわった。
本大会の目標は脱CO2をアピール、チームの技術力向上を目指すことです。
走行会において高順位を残す事
ソーラーカーの設計、制作を担当しました。特に自分の担当はブレーキとカウル塗装です。
本大会では台風が直撃し2日走行会するつもりが1日しか走行できなかった。
また、今年度のマシンではメカアクシデントが何件か発生し最後まで走行できなかった。
今回の大会で走行して得たデータをもとに改良する

池島唯大(電子機械工学科2年)

「Fortima P2」は、1970年代のソーラーカー黎明期を彷彿とさせる形状の機体に最新の技術を組み合わせています。
出場目標は、新車体での実際の大会に参加し、前回の大会より良い成績を残ことでした。
自分は電装班で、基本的に灯火系の担当をしました。
ドライバーとして製作した車体を実際に運転したときは非常に緊張した。経験が少なかったため戸惑うことも多くあったが次第に慣れ、ある程度落ち着いて運転することができた。
来年は秋田、白浜の大会に出場し、今回より良い結果を残したいです。その為に電源系統の問題点を解消し、新たな機能(エアブレーキなど)の実装を目指します。ドライバーとしては試走を行い、安定した走行ができるように目指してゆきます。

遠藤暉大(電子機械工学科2年)

Fortima P2は、軽量化を目指すために、車体の材料をランバーコアから木材とカーボンに変更しました。大会で自分たちが作った車を走らせるのが楽しみでした。
とにかく間に合わせるために毎日必死に木材を加工したり、工作機械でアルミやチタンを削っていました。
大会では、台風直撃やバッテリーの不調など様々なトラブルがあったにもかかわらず、車を走らせることが出来て安心しました。ドライバーを務め、Passion & Effort 賞を受賞できてうれしかったです。
今回はPassion & Effort 賞を受賞できましたが、順位を見ると最下位だったので次は優勝か準優勝を目指したいです。
今回壊れたバッテリーを交換して壊れた原因を解明し、今回の大会で得た経験を活かして前よりより早く作業をしたいです。

橋本悠吾(機械工学科2年)

Fortima P2の車体整備を担当しました。車体の新規制作を行い、工夫したのは、軽量化をするためFRPを使用したことです。
大会では、上位入賞を目指しました。
大会当日は、台風接近の為、整備環境が悪かったが走ることが出来てよかったです。
次回に向けて、今回の走行で故障した部品の整備をします。

法田晴哉(機械工学科2年)

ピットクルーとして参加しました。車体製作に関して学びを得るために、鈴鹿サーキットで走行した車体より重量や空気抵抗を改善しました。
大会で、バッテリーと制御系の故障の為、車が停止してしまった為、改善したいと思います。次回は完走できる車体を作ることを目標にします。

都 祐輔(情報工学科1年)

Fortima P2は、空力性能と運動性能を両立させるためにソーラーカーでは珍しいフォーミュラスタイルにしました。
Bridgestone World Solar Challenge出場のためのテスト走行を兼ねています。
チームとしての役割を確立するために、プログラミングの学習としてGUIを作成したり、シミュレーションを用いたドライビングテクニックの向上に努めました。
会場にて車体完成・走行となったため、修正箇所の洗い出しが出来ず、計画的な車体制作の重要性を身をもって感じました。
実際の競技環境での走行テストによりあらゆる欠点が洗い出されたので、まずは改善をしていきます。

村上良太(電子機械工学科2年)

ホイールスカート設計を担当し、ホイールスカートのこだわりました。
ヘッドライトとウィンカー、フォグランプを縦に配置しスタイリッシュな感じを表現しています。。
今回は、車の製作からメンテナンス、走行を体験できました。競技者としての経験を積み上げドライビングセンスを磨けました。
自分の設計外の部品の組み付けとメンテナンスも行いました。
大会では、他チームの走行やレースの雰囲気を知ることができて良い経験になった。
またドライバーとして安全に走行し無事故で大会を終えることができて安心した。
次回目標は、メンテナンスや部品取り付けの手順を効率化し大会中のピット作業時間を減らすことです。
自分設計外のCADデートをしっかりと見通し組み付け順序を確認する。手順書を作成しメンバーで役割分担を行いたいです。

森寺俊樹(環境科学科2年)

1980 年頃のソーラーカー黎明期を彷彿とさせる車体形状で当時には無かった技術で設計されており、まさにソーラーカーの過去と未来を体現する車体に仕上げました。
機体の制作をしました。ホイールベースの整備性が悪い事に気づきいかに早くタイヤ交換ができるかを模索しました。
今回はピットクルーを担当しました。大会当日に初めて走行する機体を見て感動しました。次回の大会までにお金を貯めるためアルバイトを頑張ります。