マイクロマウス競技 とは

開催時期:7月~12月

競技説明

マイクロマウス競技とは、1人1台製作した小型自立ロボットにプログラムを搭載して、未知の迷路を探索し、スタートからゴールまでの最短経路を競う競技です。
この競技は、1980年より「全日本マイクロマウス大会」として毎年開催され、40年以上の歴史がある世界で最古のロボット競技会です。競技自体は日本で生まれ、現在では世界各地でも行われています。
マイクロマウスには、クラシックマウスとハーフマウスの2種類があり、クラシックマウスは1区画18㎝四方、16×16区画で構成されている迷路、ハーフマウスでは、1区画9㎝四方、32×32区画の迷路を使用してタイムを競い合います。元々、マイクロマウス競技はクラシックマウスの迷路のサイズから始まりましたが、技術の進歩により、2009年から迷路が従来の2分の1サイズのハーフマウス競技が新設され、年々競技人口が増加してきています。
マイクロマウスは、「ハード設計」「回路設計」「プログラミング」「運動学」など様々な知識を組み合わせて取り組む必要があり、難しく大変ですが、裏を返せばマイクロマウスをやり始めると、これらの知識は全て身に付けることができます。想像していたとおりにマイクロマウスが動くと喜びや達成感を味わうことができます。
大阪電気通信大学自由工房では、2016年にプロジェクトが発足し、現在では、30名近くが活動しています。(2023年現在)
最初はキットを作ることから始めるので普通科出身、電子工作初心者大歓迎!
皆さんも一緒にマイクロマウスを始めてみませんか?

面白いポイント

  1. 技術を学べる:
    マイクロマウスを製作する際には、プログラミングや回路設計、機械設計など様々な技術を学ぶことができます。
  2. 競技が面白い:
    マイクロマウスの競技は、自分で製作したマウスがどう迷路を走り抜けるかを見ることができるため、非常に面白いです。想像していたとおりにマウスが動くと喜びや達成感を味わうことができます。特に、大会で自分のマウスが上位ランクに入ったときは、達成感があります。
  3. ソフトウェア開発が容易:
    既存のマイクロマウスの製品もあり、それらにはソフトウェアが既に搭載されているものが多いため、初めての人でも簡単にマイクロマウスを始めることができます。
  4. 実用的なスキルが身に付く:
    マイクロマウスを作成することで、将来の仕事に役立つプログラミングや回路設計、機械設計のスキルを身に付けることができます。
  5. 人と競うことで成長する:
    他の人と競争することで、成長できることが多くあります。マイクロマウスは、自分のマウスが他の人のマウスに勝つために、日々改善することが求められるため、競技を通じて自己成長できます。

得られるスキル

ハードウェア:はんだ付け技術
       CNC旋盤を使った加工作業・アルミ板の曲げ作業
       3Dプリンタを用いての製作
       3DCAD(fusion360)の基本的な操作
       基板設計(KiCad)の基本的な操作
       電気回路
       
ソフトウェア:探索アルゴリズム
       マイコン制御
       C言語

その他:   探求力
       競争力
       発表・発信能力
       スケジュール管理
       目標設定能力