電気自動車競技とは
開催時期:7月
競技説明
主に小型電気自動車やソーラーカーなどのエコカーを製作し、大会やレースに参加して入賞を目指しています。
小型電気自動車では人一人がすっぽり収まるサイズの車両を製作し、WEM(World Econo Move)やEne-1 SUZUKA Challengeなどの大会に参加します。
レギュレーションで決められるバッテリーのみを動力源として、走行する競技です。走行した距離や走行時間などを競います。性能のいい車両を作ることも重要ですが、競技が始まったら充電や電池交換は行えない為、エネルギーマネジメントが大きく勝敗を分けます。
Ene-1 SUZUKA Challengeでは有名な鈴鹿サーキット国際レーシングコースを走行することができるなど人気のある競技となっています。
ソーラーカーでは、オーストラリアで開催されるブリジストンワールドソーラーチャレンジ(BWSC)に出場することを目標に、現在は国内のソーラーカーレースに参加しています。
ソーラーカーレースは、太陽光発電を用いた車両が競い合うレースのことを指します。主に、長距離を走行する耐久レースが行われています。レースでは、ソーラーカーの性能を競うため、車重や太陽光パネルの面積、バッテリーの容量などが規定されています。また、走行中の充電方法にも一定のルールがあります。
高い技術力やクリエイティブな発想が求められる競技であり、エコロジーな車両の普及や再生可能エネルギーの重要性を訴えるためにも注目されています。
面白いポイント
自分たちで製作した車両にドライバーとして運転することができるというのも大きな魅力の一つです。高速で走行する車両の迫力や音、レース中に感じる高揚感、爽快感など他の競技にはない独特の魅力があります。しかし、一番の魅力はチーム競技であることです。人が搭乗する車両を製作するため、個人や少人数ではなく大人数で活動することになります。多くの先輩、後輩、友人を作ることができ、お互いに刺激を受けながら、スキルアップすることができます。時々、担当で別れることなく全員で一つのものを作るということもあり、多くのロボット競技では味わえない楽しさがあります。大会、レース中はドライバーは勿論ですが、車体を整備するメンバーや戦略を考えるメンバーも重要です。チーム全員が協力して、やっと最高のパフォーマンスを発揮することできるため、みんなで目標を達成できた時の嬉しさ、面白さは計り知れません。
得られるスキル
3D CADを用いた機械設計、加工機を使った木材・金属加工など機械系の知識や技術は勿論、回路設計など電装系、センシングや通信などプログラム系といったように、ハードウェア・ソフトウェアの両方の知識を深く学ぶ事ができます。
さらに、安全面を考慮したものが求められるのでより実践的なスキルが得られます。