「ETロボコン2021」出場レポート

2021年9月26日に、「ETロボコン2021」が開催されました。大阪電気通信大学 自由工房からは、エントリークラス、プライマリークラス、アドバンストクラスにそれぞれ出場しました。アドバンストクラスでブロック2位に入賞しました。

大会URL:ETロボコン2021

メンバー感想

大西海人(電子機械工学科2年)

アドバンスでブロック2位になりました。
大会には、チームでの開発の経験を積むために参加しました。そのために、チーム内で連絡をスムーズに取り合えるように環境を整備しました。
チームでの開発はあまり経験してこなかったので、いろいろと試行錯誤しながらでしたが、結果を残せたのでよかったと考えています

後藤健吾(通信工学科3年)

プライマリークラスに出場し、11位でした。
本大会の目的は、ソフトウェア開発とはどのようなものなのかを体感し、今後の大会に活かしていくことでした。また個人的にはチームでの開発を経験し、今後に活かしたいとも思っていました。目標は、とにかく求められる一通りの動作を全てこなすことでした。
一般的な大会と違いシミュレーションでの大会なので、シミュレータ上でどのように機体を動かせるのかを仕様書で確認しながら、大会のプログラムを作成していきました。またETロボコンの大会では、ソフトウェアの仕様書であるモデル図を提出する必要があるため、モデル図の書き方も同時並行で学びました。
今回、私はプログラムの提出とモデル図の提出は行ったのですが、大会当日は予定があり参加できませんでした。大会までにチーム内で起こったことを記します。
この大会はチームで開発するため、slackでいろいろな情報を共有しながら進めていけるようにしていたのですが、他のメンバーは私の連絡に対して返信することもなく、返信が来たとしても3日後など、全く協力的な様子はなかったです。
そこで私は、チームのメンバーや他のチームメンバーとコミュニケーションを取るため、積極的にミーティングを開催したり、slack上でも積極的に進捗状況を確認しましたが、彼らはミーティングにもあまり参加せず、slackの返信も返ってこなかったです。
そのような状況の中、大会が近くなり私1人では作業が回らなくなってきたため、チームメンバーに作業を絞ってお願いしました。すると彼らは、今から動画を見て勉強するという返信が来たのです。私は思わず空いた口が塞がりませんでした。
なぜなら、大会2週間前に環境の使い方すらわからないなんてあり得なかったからです。開発環境の使い方はプログラムの提出がある4ヶ月前の5月ごろからすでに使い方の動画が公開されており、他のチームのメンバーや私もそのぐらいから勉強を始め、9月時点ではすでに環境を使い慣れていました。決して彼らにこの情報を共有していなかったわけではありません。
チームのslackでメンバーに使い方を学ぶように伝えましたし、ミーティングでもいろいろ伝えていたつもりではありました。しかしslackは全く返信を返さずミーティングにもほとんど参加していなかったため、少し心配しながらも自分の作業を進めていました。しかし嘆いていても状況は変わらないため、私は彼らに必要最低限の環境の使い方を教え、プログラム提出1週間前までに指定した箇所のプログラムを作成してくれと伝えました。しかし彼らは期限までにプログラム提出しませんでした。また全く返信もありません。私はチームといいながら1人になってしまったのです。
しかし大会に参加しないわけにはいかないので、なんとかして1人でプログラムを完成させました。求められた全ての動作をこなすことはできませんでしたが、自分の担当していた部分は完璧に仕上げることができました。大会終了後はチームメンバーが班や自由工房全体のミーティングに来ることはなくなりました。
私にはなぜ彼らがなぜやる気もないのに自由工房に入ってきたのか、そしてなぜこちらが連絡しているのに全く返信せず平然といられるのか不思議でたまりません。この経験からチーム開発の難しさを痛感しました。
このETロボコンで学んだことは、上述した通りチーム開発の難しさです。私はチームの中でリーダーだったのですが、今回はチームメンバーの考えを汲み取ることができず結果が出せませんでした。
なので次の大会までに、なぜチームメンバーが離れてしまったのかを考え、次回の大会ではよりチームのことを考えて立ち回りができるようにしたいと思います。

宮﨑章太(電子機械工学科1年)

大会参加の目標は、ロボットを制御するライントレースなどの基本的なプログラムの製作を学習、経験することです。エントリークラスに出場し、4位になりました。
コース完走を目指して、ライントレースや与えられた課題をこなすプログラムを製作しました。
ロボットのプログラム製作の経験が浅い状態で、かつ仮想シミュレータを使って開催された大会だったので、慣れないことが多く、環境構築の時点でかなり苦戦しました。
今回の大会では完走することで精いっぱいでプログラムを工夫したりする余裕はなかったので、今後の活動では技術を向上させ、プログラムにさらなる工夫や最適化をおこないたいです。

牧島良幸(電子機械工学科1年)

コロナウイルスの感染爆発によって大学が閉鎖された場合でも活動でき、大会も全てオンラインのシュミュレータ中で出来るので、ETロボコン2021のエントリークラスに参加しました。
出場するために、大会側が提供する講習動画を視聴しながらEV3をプログラムを描くための勉強をしました。
大会側から開発環境が提供されましたが、初期の開発環境の導入や導入したあとのバグなど、環境側のシステムエラーが多かった印象がありました。次回大会は、参加するか不明ですが、参加するならば、入賞を目指したいです。

天野慎之輔(電子機械工学科1年)

大会出場の目的は、プログラム技術の向上です。C++の勉強とモデル作成の勉強をしました。
エントリークラスの出場6体中4位とあまりいい成績ではなかったが、プログラムの勉強をするいい機会でした。
次回の目標は、知能ロボットでまず部内大会があるのでそのために機体設計のサポートと回路設計をしっかりやりきりたいと思っています。