第34回知能ロボットコンテスト

2022年6月19日(日)に、第34回知能ロボットコンテストがオンラインで開催されました。
大阪電気通信大学 自由工房からは、チャレンジャーコースに自由工房J「じゅでぃあ」が出場し、優勝しました。

公式URL:http://www.inrof.org/

メンバー感想

大西海人(電子機械工学科3年)

ロボットの特徴は、搭載するセンサーをカメラ一つのみに留め、画像処理を最大限活用した機体にしたことです.
画像処理はPythonというプログラム言語を用いて作成し、ロボットに搭載されたJetoson Nanoというコンピュータによって画像処理を行なっています.
また、センサーをカメラ一つのみに留めたことで、複雑な回路設計をする必要がなくなり、スムーズに機体を製作できたというのもポイントです.

参加目的としてはそもそも知能ロボコンプロジェクトの活動目的自体が、知能ロボットコンテストへの出場であり、去年から今回に向けて準備をおこなっていました.
2回生とチームを組み、過去の先輩方や知能ロボットコンテスト出場者の機体を参考に機構を考え、話し合い、設計とシステム開発を並行作業で進めていきました.
今年は2年ぶりの開催で、僕にとっては自由工房のメンバーとしての出場は、おそらく最初で最後の出場だったので、優勝という最大の結果を出すことができ、とても嬉しいです.また、他のチームの方々の機体も、チーム毎に多種多様な工夫や機構を考えていて、とても見応えがありました.
今年の大会で得たノウハウを形に残し、後輩たちへと技術を伝承させていくことに力を注ぎたいと考えています.

牧島良幸(電子機械工学科2年)

このロボットはセンサーをカメラのみにし、画像処理で動くロボットです。そのため基板を一切作成しておらず、市販のマイコンボードとマイコンのみで動かしています。
またロボットの形を極限までシンプルにしているため、ロボットのパーツの換装も簡単で整備性も良い機体となっています。骨組みにアルミフレームを使用しているので拡張性も高くなっています。
知能ロボットプロジェクトでは、毎年、知能ロボットコンテストに向けて機体を製作しており、いままで決勝にいった方は過去5年はどおらず、今年はいままでの機体と形を変えて知能ロボットコンテスト優勝を目標にしました。
私の役割は機体設計だったのですが、私自身は機体を一切製作したことがなく、そのため加工機の使い方やねじの種類など機体作成に必用な知識が一切なくスタートラインに立ててなかったのでスタートラインに立てるように基礎を勉強しました。
今回の知能ロボットコンテストは、初めてのオンライン開催だったこともあり、オンラインならではの大型機体やドローンなどが出場していました。そのため斬新なデザインの機体が多く来年への機体設計への良い刺激となりました。
今回優勝したこともあり、来年へのハードルが高くなってしまいましたが今回の優勝に恥じないような好成績を残したいと思います。

天野慎之輔(電子機械工学科2年)

今回のロボット「オオクワ」はボールを掴むアームを自分たちで作り、ボールの検知、ライントレースを全てカメラひとつで行っているのが特徴です。
技術力向上のため、画像処理プログラムの勉強及びPythonプログラムの勉強し、競技に参加しました。
他のチームも個性豊かなロボットが多かったが戦績をしっかり伴っていた
次回は決勝進出を目指したい。そのためにプログラムの基礎から勉強を改めて行いたい