「MISUMI presents 第42回ROBO-ONE」レポート
2023年9月23日~24日、神奈川県青少年センターにて開催された「MISUMI presents 第42回ROBO-ONE」に自由工房から4名が出場しました。
田中凌也さん(電子機械工学科3年)が、ランブル戦で勝利しアイオー精密賞を受賞しました。
公式サイト:https://www.robo-one.com/roboones/index/71
メンバー感想
島田紘也(電子機械工学科4年)
「フェムト」で、4kg以下級に出場し予選通過しましたが、初戦で敗退でした。
今回は、壊れないロボットを目標に、設計製作しました。そのために、ジュラルミン板やポリカーボネート板だけでなく、軽くて硬いカーボン板を購入し、軽くて高剛性な機体に仕上げました。
ROBO-ONEに参加することで、機体の良い点悪い点を明確にして次の改良に活かすことができます。他の大会参加者と交流することにより、コミュニティの拡大、技術力向上を目指しました。
予選を確実に突破するために、前回大会の傾向を振り返り、どのようにすれば予選が通るかを徹底的に分析しました。
強い機体がなぜ強いのかを分析し、参考にできる点を探して自機に取り入れました。
予選演技は会場の光量を意識しておらず、センサの値が思った通りに反応しませんでしたが、分析予想が功をなして予選通過することができました。
バトルは互角だったのですが、一回戦目だったため延長戦が無く、審議の結果判定負けになってしまいました。
今回の大会でロールアウトだったので、卒業までの残りの期間でより強い機体に仕上げていきたいと思います。
また、判定負けの判断材料として、相手の機体の方が安定性が優れているとのことだったので、次回大会に向けて改良していきます。
田中凌也(電子機械工学科3年)
「エデルクリーガー」で、パフォーマンス部門、ランブル戦、ファイト部門に出場しました。ランブル戦で勝利し、アイオー精密賞を受賞しました。
エデルクリーガーは、大きな手と腕のダブルサーボが特徴で、高トルク、高スピードで相手をなぎ払うことができます。
今回は、パフォーマンス部門上位入賞またはランブル戦を勝ち残り、ファイト部門に参加すること、またファイト部門で好成績を取ることを目標に参加しました。
足ピッチ軸をKRS-4034から高トルクのKRS-9004に変更し、安定した動きができるようにしました。
ランブル戦で生き残り、本戦に進出することができましたが、二回戦敗退という結果になりました。ですがCリングでの練習試合での経験と、企業賞を頂くことができました。
モーションの改善や機体の立ち回りを把握し、バトルの経験をさらに積んでいこうと思います。
石上 隼(電子機械工学科2年)
「リキット」で、ROBO-ONEパフォーマンス、ファイト部門に出場しました。ファイト部門一回戦負けでした。
リキットの脚は、平行リンクでできています。下半身のサーボは長穴減速で製作しました。パフォーマンス部門とファイト部門で活用できる腕に改造しました。
また、様々なロボットに対して攻撃ができる汎用性があるロボットに仕上げています。
今回、大会出場者からロボットを作るための技術や知識を聞くことができ勉強になりました。
次回はパフォーマンス部門とファイト部門でベスト3に入りたいです。来年の大会に向けて、予選を通過できる認定権を獲得するために、認定大会に出場していきたいです。
川端虹晴(電子機械工学科2年)
「孔雀」で4kg級に出場しましたが、予選敗退でした。
孔雀は、高身長、高リーチ機体で相手のリーチ外から攻撃をするのがコンセプトです。デカい肩があることによってよりリーチを伸ばすことに成功しました。外装にもこだわっており、全て塗装しとてもかっこよく仕上がっています。
外装がまだ3Dプリンターで出力したまんまの状態だったので表面を研磨、塗装を行いました。
今回の大会は昨年と同じ2分間で各々自由にパフォーマンスをする予選が行われました。
その予選を通過するために今回は最初の1分間は昨年からの機体の進化(主に機体の見た目の紹介)の紹介をします。その際に機体にポージングをさせるのでそのモーションを作成。残りの1分間は逆立ちをしながら歩行を行うのでそのモーションを作成しました。
大会に出場したのは、大会で優勝する、他の選手との交流するためです。残念ながら今回は予選敗退という結果でしたが、そこから学べることも多くあり、また他の選手との交流で自分自身の技術力も上がりました。
今回学んだことを活かし、次回の大会に繋げたいと思います。
次回の大会では、より安定した予選を作り、本戦出場したいなと思います。