第22回全日本ロボット相撲大会 関東大会

2010年10月9日、千葉県幕張メッセで開催された、第22回全日本ロボット相撲大会「関東大会」の自立型部門に魚井成晃君(機械工学科1年)と畠中一輝さんが出場しました。

地区大会で最大のエントリーがある激戦区で、魚井成晃君(機械工学科1年)の「心太」が5位に入賞。見事、12月19日に東京両国・国技館で開催される「第22回全日本ロボット相撲大会 全日本の部全国大会」への出場権を獲得しました。

■公式サイト:全日本ロボット相撲大会

スナップ

大会レポート

魚井成晃君(機械工学科1年)

ロボット相撲

動画
心太 VS レスポアール(近畿ポリテクOB)(WMV形式 12.8MB)
心太 VS スケルトン(近畿ポリテクOB)(WMV形式 31.5MB)
心太 VS 雷撃(四日市中央)(WMV形式 18.6MB)


第2試合

第1試合は不戦勝。第2試合で「レスポアール(近畿ポリテクOB)」と対戦しました。立ち会いで機体を少し後ろに置き、待ちモードで戦いました。2本先取で勝つことが出来ました。

第3試合

第3試合「ニアミス(石川県立金沢北陵高等学校)」が対戦相手でした。
1本目は、自分から向かって行くモードを選択したのですが、取られてしまいました。
2本目は、後ろに置いて待ちモードで勝ち、1−1になりました。3本目も、2本目と同じ方法で相手を押し出し、2本取って勝ちました。

第4試合

第4試合
第1試合で対戦したのと同じチームの「レスポアール(近畿ポリテクOB)」と当たりました。同じタイプの機体なので、立ち会いは1戦目と同じ方法を選択しました。待ちモードで2本先取して勝ちました。

第5試合

第5試合対戦相手は「雷撃(四日市中央工業)」でした。四日市中央工業は全国大会の常連校なので、気を引き締めてかかりました。

立ち会いは、後ろ側に置き待ちモードでやりました。1本目は相手が自爆して、1本先取できました。2本目も後ろに置きました。狙い通り、ヤリのチップで「雷撃」をすくいました。しかし、ヤリの腕が相手のブレードに引っかかってつかえたため、完全にすくいきれませんでした。そのため押し返されてしまいました。3本目も同じパターンで取られてしまいました。

5位決定戦

全国大会出場権がかかった5位決定戦の相手は、自由工房の先輩である畠中一輝さんの「大電通智」でした。ブロックが同じだったので、ここで当たってしまいました。

1本目は、立ち会いを正面にして、待ちモードにしました。「大電通智」が突進してきたところを押し返し、勝ちました。この時、「大電通智」の旗の腕が右側の旗にあたり、紙が破れてしまいました。

左旗しか残っていないため、2本目の立ち会いは右にずらしました。モードは1本目と同く待ちモードにして、勝ちました。

今回の大会では、武器の調子が良かったため、ロボットの性能がうまく発揮して相手ロボットを押し出すことができました。向かってきた相手を押し返す作戦が上手く機能していました。補助員についてくださった林さんの作戦が、良かったおかげです。

最後の地区大会で、全国大会出場権を獲得できました。12月19日に両国国技館で行われる全国大会までに、勝利の要となるチップを作成しロボットの性能を上げていきたいです。自律型部門は、立ち会いの一瞬が勝敗を分けるため、タイミングよくスタートボタンを押せるよう、立ち会い練習を繰りかえしていきます。全国大会でもよい結果を残せるよう、がんばっていきたいです。

畠中 一輝さん

ロボット相撲

動画
大電通智 VS ヒヤリハット(金沢北陵高等学校)(WMV形式 17.6MB)
心太(魚井君/大阪電気通信大学自由工房) VS 大電通智(WMV形式 36.6MB)


第2試合

トーナメントは、1回戦目、3回戦目に相手が欠場で不戦勝と、くじ運がとてもいいポジションでした。
2回戦目の相手「Rush(大沢野工業高校)」は高速タイプでした。しかし、2本とも相手が動く前に押し出し、ストレートで勝ちました。

第4試合

4回戦目の「ヒヤリハット(金沢北陵高等学校)」も高速タイプのマシンでした。立ち会いは後方に置き、待ちモードを選択しました。1本目は難なく先取。2本目は、相手のブレードが完全に浮いたところを一気に押し出し、勝ちました

第5試合

5回戦目、
これに勝てば、ベスト4。全国大会出場権決定の大切な試合でした。
対戦相手は、「桜2(Team−Q)」。1本目は、自分のロボットが動く前に押し出されてしまいました。
2本目は、ほぼ同時には動きだし、相手の横を取ったと思ったのですが、良くわからない状態になり押し出され負けました。残念ながら、動画が取れていないので、詳細がわからないままです。

順位決定戦

関東大会では、全国大会出場権の枠は6つありました。順位決定戦は、全国大会出場権獲得の最後のチャンスです。ここで、自由工房の魚井君の「心太」とあたってしまいました。どちらか一人は、確実に全国大会に出場できるわけです。

1本目は、魚井君のフライングで取り直しになりました。取り直しは、どちらも旗を見合って互いにハンチングをしていました。ロボットが横をむいた隙に、「心太」に横に入られ押し出されました。
2本目は、「心太」の角を取りに行きましたが、旗にまどわされてしまい、自分の旗が上がったときに、「心太」がこちらを向き突進してきて押し出されました。

地区大会全体を振り返っても、トーナメント運はよかったのですがあと一歩というところでいつも負けてしまい入賞できませんでした。

敗因として考えられるのは、高速タイプに対しての立ち会いの出遅れと、重量級ロボット対策の不備、センサ攪乱の旗対策がきっちり出来ていなかったことです。

今年は、全国大会に出場するメンバーが5名もいるので、大会までみんなのサポートをしながら、自分のロボットもより完成度を高めていきたいです。