2010年6月26日 ロボット相撲 オープンセミナー
講演資料
- 「三豊工相撲ロボットの紹介」
- 講師:瀬尾文隆氏・勘原 利幸氏(香川県立三豊工業高等学校)
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レポート
講師に香川県県立三豊工業高校の瀬尾文隆先生と勘原利幸先生をお招きし、今年度初めてのロボット相撲のオープンセミナーを行いました。補助員として香川県県立高松工芸高校の猪熊先生にも来て頂きました。
三豊工業高校は、これまで全日本ロボット相撲大会の一般の部【ラジコン型】において、下記のように素晴らしい成績を残しています。
- 第14回大会(2002年)優勝
- 第15回大会(2003年)準優勝
- 第16回大会(2004年)優勝/準優勝
- 第17回大会(2005年)準優勝
- 第18回大会(2006年)優勝
- 第21回大会(2009年)準優勝
また、自立型においては、第21回大会(2009年)に一般の部と高校生部門のダブル優勝という偉業を成し遂げました。
講演では、相撲ロボット取り組みの始まり、これまでの成績、三豊工ロボットの仕様、全国大会優勝マシンの写真・寸法、昨年度の対戦を映像で紹介していただきました。特に仕様については、駆動部の機構・電子回路・武器・立ち会いパターン……など、ロボットの全般にわたって、貴重なデータを公開していただきました。
面白いエピソードとして、今年の春、トルコにロボット相撲の真善試合へ行ったお話を伺いました。これは、前回の全国大会優勝ロボットとして、トルコ国から招待を受け、日本代表として参加したものだそうです。トルコのロボットは、日本の10年前のロボットに近くこれから進化していくと思われたということでした。
講演のまとめとして、ロボットをつくりには「経験・研究・努力・理解・向上心・気持ち」大切だとお話がありました。
講演のあとは、自立型4台、ラジコン型4台が練習試合を実施しました。8台を3グループに分けて総当たり形式で予選リーグを行い、その後各グループの1位マシンで総当たりの決勝リーグを行いました。
成績は下記のとおりです。
優 勝 :電通大夜光 製作者:山中拓也(電子機械科2年)
準優勝:三豊工将軍 製作者:冨田将吾(三豊工OB)
3 位 :電通大心太 製作者:魚井成晃(機械工学科1年)
練習会の後は、参加者で「工房なべ」をして懇親を深めました。自由工房メンバの富田信君(電子機械工学科2年)、大林尭史君(電気電子工学科2年)、石川聖卓君(電子機械工学科1年)は高校時代の恩師に久しぶりにお会いする機会となり、昔話と近況報告で話が弾み大変楽しい時間を過ごしました。
スナップ写真
受講者からの感想
- いろんな事が聞けて良かった。
- 駆動部の機構がコンパクトに収まっているのに驚いた
- 優勝ロボットの機構について何でも教えて頂いた。感謝しています。
- 強いはずだと思った。