2011年5月21日 技術講習会【電子編】
先週の【機械編】に続き、今回は技術講習会【電子編】を実施しました。受講者は15名、技術スタッフ6名、計21名でした。
講習は、回路製作やハンダ作業、テスターの使い方を中心に行いました。初めての人にも理解しやすい内容にしているため、工業高校の出身生や、経験のある受講生には少々物足りなく思われたかもしれません。
薦田室長の「注意一秒、けが一生、危ないことはやめましょう」を念頭に、受講者は集中して講義を聞いていました。
講習会が終了した後、新入生歓迎会を兼ねた打ち上げが行われました。
新入生から自由工房での抱負とこれからの夢について発表されました、「自由工房で頑張りたい」「すべてのプロジェクトに入りたい」など多くの決意や野心に燃えた表明がありました。新メンバーの今後の活躍に期待が集まっています。
翌15日は、「買い物講習」として、電気街として有名な日本橋へいきました。電子パーツ店を回り、実際に買い物をして領収書のきり方などこれから必要となることを覚えてもらいました。
新メンバーと学外で過ごすのは、ほぼ初めてなので新鮮で楽しく過ごせました。
カリキュラム
座学 | 担当 |
---|---|
・半田作業の方法とこての使い方 | 中村祐一君(電子機械工学科2年) |
・テスターの使い方 | 中村祐一君(電子機械工学科2年) |
実習 | 担当 |
・テスターによる抵抗値の測定 | |
・回路製作(半田作業) | |
・日本橋買出し講習 | 浦中雄大君(電子機械工学科3年) (石川聖卓君:電子機械工学科2年) |
スナップ
目黒隼人君(基礎理工学科2年)
技術講習会「電子編」では、電気の基礎知識についてや抵抗値や電圧の測定を学びました。また実際に回路の組み立てを行いました。ハンダ付けが慣れていないと難しく、理想的なハンダの形にすることがなかなかできませんでした。
ただ、ハンダ付けは物づくりの基礎的な技術であり、それを向上させるには練習を重ねるしかないと思います。
講習会後に行われた新入生歓迎会は盛大でした。新入生が自己紹介と意気込みを語り、有意義な会でした。
買い出し講習では恵美須町の電気店、部品店をまわり、部品の選び方、領収書をどう書いてもらうかを学びました。
大阪にあのような電気街が存在するとは初めて知りました。
奥田友彦君(機械工学科2年)
ハンダ付けはとても久しぶりで懐かしく思いつつ緊張しながら作業しました。ハンダごてを触るのは実に6年ぶりで、当時と比べるとだいぶ下手になっていてとても焦りました。
元々、ハンダ付けは得意ではなかったのですが「あまりよろしくないモノ」ができてしまい時間も予定よりオーバーしてしまいました。反省しつつ精進したいです。
そして、買い出し講習は楽しかったです、自由工房の人たちと野外で大阪市内を回るのはとても新鮮に感じました。
それに、大阪電気通信大学宛てに領収書・納品書をきってもらうというのも今まで経験したことがないので、私にとっては有意義な講習となってよかったです。
榧木方俊君(メディアコンピュータシステム学科2年)
中学時代にラジオを作るのにハンダを使って以来、しばらく空いていましたが、手が覚えていたようでサクサク作業できました。
説明会では本当に初心者向けの説明をしていたので、自分としては少々物足らなかったと思います。
三原和也君(通信工学科1年)
技術講習会「電子編」で、いろいろなことについて学びました。
例えばテスターです。テスターはアナログテスターは見たことがありましたがデジタルテスターは初めてでした。
実習で、LEDを使った電子回路を作りました。コンデンサーなどの余ったところを使って回路の一部にするのが難しかったです。
最後に新入生歓迎会を開いていただきました。そのときの鍋がおいしかったです。
大西祐喜君(通信工学科1年)
今回の技術講習会では、回路図の書き方、テスターの使い方、ハンダ付けのやり方等を教えてもらいました。
回路図を書く時にコンデンサの配置を考えて回路を作らなければならなかったので、大変でした。
テスターは今まで使ったことがなかったので、ちょっととまどいましたが先輩が教えてくれたのでうまく使うことができました。
ハンダ付けは簡単にできましたが、ハンダゴテの本数が少なかったので、順番待ちが長かったです。
技術講習会のあとは新入生歓迎会がありました。先輩と楽しく食事ができたので良かったです。鍋うまかったです。
買い出し講習では、パーツランド、デジット、千石電商、シリコンハウスを回りました。デジットは品ぞろえが良く、値段が安いのでよく利用することになるそうです。
店の場所以外に、領収書の切り方も教えてもらいました。明細書の名前は大阪電気通信大学と書いてもらって、自由工房は書いてもらってはいけないそうです。
領収書の切り方を分りやすく教えてもらえたので、良かったです。
池田紘彰君(電子機械工学科1年)
今回の講習会では、電子回路製作と買出しについて教えていただき、最後に新入生歓迎会もしていただきました。
電子回路製作では、実際に「トランジスタ」や「コンデンサ」などの電子部品を使い、マルチバイブレータを作成しました。
回路図の読み方や描き方、テスタの使い方、ハンダ付けについて教えていただきました。回路を作ったことがなかったのでとても良い経験ができました。
買出し講習では、使う工具や電子部品などを買うことのできる店や領収書のきり方を教えていただきました。自分の知っている店もありましたが、知らない店も多くとても勉強になりました。
新入生歓迎会は、工房鍋を食べたりしながら先輩方と楽しく過ごすことができました。スタッフの皆さんありがとうございました。
講習会は今回が最後でしたが、まだまだ学ぶことはたくさんあるので、薦田室長がおっしゃっていた「注意1秒、怪我一生、危ないことはやめましょう」を忘れず、怪我をしないように安全に作業していきたいです。
鮫島智樹君(電子機械工学科1年)
技術講習会「電子編」では、ハンダ付けや電子回路の基本をわかりやすく教えていただいてき、とてもためになりました。
この日に教えていただいたことはちゃんと覚えておいてケガをしないように注意していこうと思います。薦田室長の仰っていた「注意一秒、怪我一生、危ないことはやめましょう」という言葉もちゃんと覚えておこうと思います。
その後に開いていただいた新入生歓迎会では料理がとてもおいしかったです。先輩達も面白くていい人ばかりでした。
この自由工房に入ろうと決めてよかったと思いました。
日曜日に行われた買い出し講習では、店の場所や、その最寄りの駅などを教えてもらいました。自分で行くときには、迷子にならないようにちゃんとしたいです。
西田光来君(電子機械工学科1年)
僕は電子系の事についてはほとんど知らなかったので、今回の講習ではとても良い勉強になりました。
わからないことが多く、何度も先輩に質問してしまったのですが、すべての質問に優しく答えてくれてとてもうれしかったです。
今回の講習で作ったものの事は、正直に言うとよくわかりませんでした。
しかし、自分で作業して作った回路がしっかり出来たので、達成感があって楽しかったです。
新入生歓迎会では大勢の先輩の話が聞けて楽しかったです。料理は思っていたよりもちゃんとしたものが出てきてびっくりしました。味もしっかりしていて、とても美味しかったです。この新入生歓迎会で続けられるか不安な気持ちの他に頑張ろうという気持ちが出て来ました。
買い出し講習では、初めて色々な電子部品が売っている店に行きました。機械の部品が多いことは分かっていましたが、細かい種類に分けると想像以上の部品点数だったので驚きました。
領収書や明細書の取り方を教えてもらったので部品の買い出しが出来るようになった気がします。
阿部史和君(メディアコンピューターシステム学科1年)
今回の技術講習会を受け、精神的にとてもつかれました。
まず午前は、道具の扱い方だけ教えてもらい「なんだ楽勝じゃん」と思ってたら、午後の実践であんなにも神経を使って集中するとは思いませんでした。
こんな細かい作業をいつもやっている先輩方は本当にすごいと思います。
日曜の買出し講習に参加して、日本橋で売られているパーツの多さにとても驚きました。
日本橋は昔から電子街として有名でしたが、まさかあんなにもパーツを大量に置いてあるとは思わなかったです。
あれだけのパーツを覚えられるのかすごく不安です。
河口真丈君(メディアコンピュータシステム学科2年)
今回の講習会は、土日かけてありましたので大変でした
土曜の講習は、電子工作で基板の作成を行いました。色々トラブルがありましたが、わりとうまくいったので大丈夫でした
日曜の講習では、機械の部品などを売っている店を教わりました。思っていたより店が多いことに驚きました
杉本大樹君(メディアコンピュータシステム学科1年)
今回、技術講習会に参加して電子回路について教えていただきました。ハンダやテスターなど、これまであまり使ったことがないものを丁寧に教えてもらいました。
また、翌日の買い出し講習では電子パーツのお店にいき、領収書のきり方も教えてもらうことができ大変勉強になりました。
藤本将登君(メディアコンピュータシステム学科1年)
2回目の技術講習会に参加して、電子部品やハンダについて学びました。
実習は見ている時は楽そうに思いましたが、実際やると予想外に難しくうまくできませんでした。ハンダを溶かしすぎたり、線をうまく繋げられなかったり大変でした。
でもやっているうちに慣れてきて、結構楽しく思えました。
終わりに新入生歓迎会がありましたが、用事があって参加できなかったのが残念でした。
古川 聡君(メディアコンピュータシステム学科1年)
技術講習会でハンダとテスターの使用方法を教えてもらい、回路を作りました。ハンダ付けがうまくできなくて、回路を作るのにかなり時間がかかってしまいました。
部品の足同士を繋げて回路を作るのは初めてだったので、最初はなかなかうまくできませんでした。上級生の方に教えてもらいながらなんとか完成することができ、回路もちゃんと作動してLEDが交互に点滅できました。
渡辺 颯君(メディアコンピュータシステム学科1年)
今回の電子編講習会での回路組立は高校時にすでにやっていたのですが、忘れてしまっていたのでいい勉強になりました。
ハンダ付けもすごく久しぶりだったので、時間がとてもかかってしまいました。回数を重ねて早く綺麗に正確にハンダ付けできるように頑張っていきたいです。
新入生歓迎会では先輩のさまざまな知識を聞くことができ、感銘するばかりでした。裏話なども聞けたりしてとても充実した時間でした。
スタッフ代表コメント
浦野蒼士(電子機械工学科3年)[寝屋川学生代表]
講習会も機械編・電子編の2回目を終えました。今回、一番思ったのは2年生がとても頼もしくなったことです。
「これ、僕が確認しておきますよ」と言って講習会の受講者確認用のリストを見せられたときは感動してしましました。(そんなことに感動するなんて、我ながらおっさんみたいですね)
やはり後輩ができると、責任感というか先輩としての自覚が出てくるのでしょうか。1年生が困惑して工具を持っている所に「どうしたん?」と優しく指導している場面をよく見ました。
講習の内容も充実し、新入生にも2年生たちの熱心さが伝わっていると思います。
私も講師として講習会には参加していたのですが、全体的な段取りも細かいスケジュールもほとんど2年生が主体的に行動してくれました。私は後ろで構えているだけになりました。今までにない新しい2年生達の姿を見た気がします。
新入生のレポートにも前回に比べ変化が見られました。今回もレポートの添削作業をさせていただいたのですが、全体的に文章の量が増えたように思います、詳しくかいてきてくれているし、私も講師役を頑張ったかいがありました。
これから1年生はこの自由工房で本格的な活動が始まります。私もこれからより一層、新入生と共に切磋琢磨していきます。
中村祐一(電子機械工学科2年) 講師
初めて技術講習会で講師をしましたが、教える内容を考えてシュミレーションしたつもりですが、話している途中で、何を考えているかが分からなくなり、途中からぐだぐだになった感じがしました。
例えば、「ハンダごて」と「ハンダ」を言い間違えたりしてしまいました。
しかし、実習のようすを見たかぎりでは、テスターの基本的な使い方やハンダ付けの仕方などは覚えてもらえたようです。受講生は、私の言っていた話を理解してくれたみたいで、安心しました。
来年は、今年の失敗を踏まえて、さらにわかりやすく講義をしたいと思います。